硫黄島を生き延びて

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860293338
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

硫黄島を生き延び、『十七歳の硫黄島』を書いた著者が、アメリカ各地の捕虜収容所を転々としながら見たもの、そして現代日本に伝えなければならないこととは…。

目次

洋上大学
第1部(海兵団~横須賀海軍通信学校;横須賀海軍通信隊~鹿屋航空隊;横須賀航空隊;父島;硫黄島 本部壕;硫黄島 玉名山送信所;硫黄島 北送信所;硫黄島 玉名送信所~米軍上陸)
第2部(グアム島~オアフ島;アメリカ本土;バージニア宿舎;終戦;帰国)
硫黄島再訪

著者等紹介

秋草鶴次[アキクサツルジ]
昭和2(1927)年、群馬県山田郡(現在の栃木県足利市)生まれ。志願して横須賀海軍通信学校卒業後、海軍通信兵となる。昭和19年、硫黄島に派遣。重傷を負い総攻撃には参加できず、玉砕戦後も九死に一生を得るる捕虜となりアメリカ各地を移送、昭和21年復員。東武鉄道勤務を経て現在自営業。帰還してすぐ硫黄島での体験をノートに書きとめ、両親没後、本格的に原稿を書き始めた。平成18年夏、NHKスペシャルで「硫黄島玉砕戦…生還者六一年目の証言」が放映され、自身の戦争体験を吐露。同年、『十七歳の硫黄島』(文春新書)を刊行、以後、各地で戦争の悲惨さを伝える講演を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

34
17歳で志願、硫黄島の戦闘を生き延びた兵士の手記。今でこそ映画やネットなどで何が起こっていたか我々にも少しわかるが、戦闘中の兵士達には何が起きているかよくわからないまま、砲弾の中を右往左往していたらしい。島民は皆避難したと思っていたが、男性は徴用され水運びや壕を掘ったりしていた。何もわからないのだが、「勝つか負けるか」ではなくて「負けて死ぬしかない、どのように死ぬか」ということはわかっていた。怪我で死にかけたところを米兵士に助けられ、捕虜に。その捕虜へ手厚い治療とその後の親切な扱いに驚いた。2019/03/18

yoyogi kazuo

2
「十七歳の硫黄島」では描かれていない、捕虜になった後の生活が描かれている。それにしても、序とあとがきに記されている、著者が硫黄島へ行くのを申請しても断られるという理由が気になった。2021/08/29

ふじっちょ

1
米軍の余裕と日本軍の切迫した状態が伝わってくる。 読めば戦争などしてはいけないということが誰にでも理解できるはず。 今も戦争をしている国の偉い人に読んでほしい。2012/09/20

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