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内容説明
いま復活する幻の画家!その作品世界と、解き明かされる謎。
目次
第1部 対談「小林かいち」の魅力を語る(モードへの熱い視線;グリッタリーなメランコリー ほか)
第2部 「かいちデザイン」7つの表情(蝶/花;愛のはじまり ほか)
第3部 「かいち」をめぐる「謎」を解く(小林かいち・三つの謎;小林かいちと「京都アール・デコ」 ほか)
資料(小林かいち「絵封筒」サイン一覧;ドキュメント「小林かいち」再発見物語 ほか)
著者等紹介
山田俊幸[ヤマダトシユキ]
帝塚山学院大学教授。日本絵葉書会会長。大正イマジュリィ学会運営委員。大正、昭和初期の文学、美術史を中心に、西洋文化と日本との関わりを研究している
永山多貴子[ナガヤマタキコ]
郡山市立美術館学芸員。1997年「自然の美・生活の美―ジョン・ラスキンと近代日本展」カタログ(水沢勉と共同編集)が第二回ゲスナー賞金賞。2004年「大正の輝きモガ時代の装い展」などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
48
最近個人的にお熱の小林かいち。かいちのデザインはどれも甘すぎずどこかクールで洒落ている。本書はかいち作品を紹介するとともに、この本が刊行された当時では謎の画家であったかいちの謎に迫るなど、読みものページにも力を入れている印象だ。存分にゴシックな夢を見させていただきました。便せんや封筒を復刻していただきたいなー。宝島社さん、ムックとか出しませんか?2016/04/06
絹子
4
谷崎潤一郎の『卍』に小道具として登場した絵封筒がかいち作らしい、というエピソードはワクワクさせるなあ。2011/01/27
よっちん
3
展覧会に行こうと思ってたけど行けなかったから読んでみた。ハートモチーフとか、今でも可愛いと思えるデザインがたくさん。全然古い感じがせず、むしろスタイリッシュだと思った。便箋とか復刻版を出してくれないかなー(図書館)2009/09/01
凛風(積ん読消化中)
2
小林かいちの名は、最近知った。関東大震災の後に作られた震災はがきというものの存在を知り、この絵葉書を描いた小林かいちに興味を持った。大正ロマンの香り漂う数々の作品は、シンプルな線と斬新な色合いが、古さを感じさせない。特に震災はがきに描かれた嘆きの絵は、今の時期に見ると、心に刺さる。もっと多くの人に知ってもらいたい作家だ。2011/09/03
かめあい
1
綺麗なものを見ると心が豊かになる気がする。大正モダン、物凄く惹かれる。自分の事を話すことなく一図案家として生涯を終えた小林かいち、かっこいい。2019/08/13