内容説明
働きながら、ちんどんやの技術を学び、ちんどんやの親方になって帰ってきたカバのピポ。揉め事やトラブルが起こっても、ちんどんやが演奏すれば、丸く収まってしまいます。
著者等紹介
シャピロ,デイヴィッド・H.[シャピロ,デイヴィッドH.][Shapiro,David H.]
米ニューヨーク生まれ。作家。生来、放浪癖があり、エチオピア、フィリピンなどを巡って日本へ。以後、東京とニューヨークを行き来しながら、バイリンガル辞典編集、大学教授や講師などを務める。執筆分野も幅広く、戯曲の「ザ・タタミ」はニューヨークのオフブロードウェイで、「サイモンSAYS」は日本で上演された
デュフォ恭子[デュフォキョウコ]
愛知県名古屋生まれ。南山大学外国語学部卒業。パリのアカデミージュリアンで絵画を学ぶ。現在は夫の赴任により、西アフリカとパリを往復しながら暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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詩 音像(utaotozo)
11
ビブリオバトルで著者の別の本を知り、図書館で検索するも蔵書なし。著者検索で唯一あったのがコレ。そしてそれがまた面白いというビブリオバトルや読書会の醍醐味。「ば〜か か〜ば ちんどんや」「おまえの母さん、で〜べ〜そ」と、カバの子供がはやしたてるシュールな幕開けに、おじさんカバが真剣かつ冷静にツッコミを入れ、ちんどんやの何たるかを滔々と解説。その馬鹿馬鹿しさと、油絵具、キャンバスの質感、色合いがリッチでファンタスティックな絵柄に魅了され、ノリノリで読んでしまう。カバ以外の動物キャラクターもファンキーでナイス!2020/02/27