内容説明
道ばたで出会った猫113匹の写真と47のいじらしいエピソード。なんてしたたか。なんてけなげ。どの猫もどの猫も一日を懸命に生きている。
目次
極道っぽいけれど…きいろ3兄弟
目でもの言う猫
途方にくれて…
モモちゃんの優雅な午後
子育て場は民宿の脱衣場
家なきもの同士
テレるあまりの百面相
漁港の子猫
足もと猫
チャーくんはマスター見習い中〔ほか〕
著者等紹介
佐竹茉莉子[サタケマリコ]
取材先の土地土地で出会った猫たちを2年前からコンパクト・デジカメで撮影。写真展「ゆきずりの猫たち」「港町の猫たち」「お気に入りの場所」などを開催。好評を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
88
外で生きる猫たちの暮らしは厳しい…。でも、どの猫にも個性があり、それぞれの物語があり、その物語に思いをはせると、ますます猫が好きになります。体全体で何かを伝えようとしていて、その仕草や表情の愛おしいこと。悲しい猫からは言葉にならない悲しみが、のんきな猫からはほっとするような温かさが伝わってきます。外で会う猫たちとずっとお話ししたくなります。2019/03/11
inarix
11
道ばたでであったたくさんの猫たち。それぞれみんな、したたかにけなげに生きている。みんなに見守られて、ちゃっかりご飯をねだって、きまぐれにお世話になって、いつのまにか顔見知りになって。姿が見えなくなると心配になって。そんな猫たちの物語を集めたフォトブック。佐竹さんの猫たちによせるまなざしが温かい。添えられた文章がやさしくて時々涙がでる。刊行から10年以上の時がたち、ここに切り取られた風景が、すっかり変わってしまった場所もある。目まぐるしく変わる人の世だけど、変わらず猫たちがそこにいる。そんな日常が続けばいい2019/03/31
ブルーベリー
4
のら猫には、かわいらしさだけじゃなくて哀愁もあるんだ。3:7ぐらいの割合で。2013/10/23
rinrin
3
やっぱり猫がすき。2018/12/11