内容説明
日本初公開!パリで“詩聖”と謳われた、ベルギーでもっとも名高い現代詩人が綴った母への賛歌。
目次
お母さんあなたのために
こうしてぼくはあなたの中にいた
ぼくの揺りかごを星に吊して
ぼくの木靴があったよね
キッチンがこんなに静かな4月の朝は
おはよう太陽おはよう小鳥たち
何をして遊んでいたの
あんなときがあったね
ヒースが生えるあの岩だって
雨が静かに降っている〔ほか〕
著者等紹介
カレーム,モリス[カレーム,モリス][Car^eme,Maurice]
1899年ベルギーのワーブルに生まれ、2500篇以上の詩(80余の詩集)、散文、エッセーを残す。国際グランプリはじめ数多くの賞を受賞。1971年パリにてベルギーの詩人として初めてPrince en po´esie(詩聖)に選ばれる。1978年没。“M`ere(お母さん)”は1935年に出版された詩人の代表作でパリの文芸批評界から高い評価を受け、ベルギーではトリエンナーレ賞を受賞
田島葉子[タジマヨウコ]
1951年東京生まれ。上智大学フランス語学科卒、同大学仏文学専攻修士課程修了。翻訳家
田島達夫[タジマタツオ]
1979年東京生まれ。東京造形大学映像学科卒。写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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