内容説明
眺めるおいしさ、味わう喜び。山本容子が語る絵のなかの食べ物たち。
目次
オードブル
魚料理
肉料理
デザート
テイクアウト
飲み物
食前酒
ワイン
食後酒
著者等紹介
山本容子[ヤマモトヨウコ]
銅版画家。1952年埼玉県浦和市生まれ、大阪育ち。京都市立芸術大学美術専攻科修了。抜群の構成力と印象的な色使いで、洒脱で洗練された雰囲気をもつ独自の銅版画の世界を確立。数多くの書籍の装幀、挿画を手がける。アクセサリーや食器、舞台衣装のデザインから、CM出演、CD制作まで幅広いメディアで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
73
お気に入りさんから辿り着いた『本の話絵の話』がとってもよくて、山本容子さんの世界に魅せられました。この本は食べ物にまつわるショートエッセイです。お皿の上に食べ物が乗っていたり、1つのエッセイの後には銅版画があったりととても素敵な1冊でした。エッセイのタイトルの言葉もお洒落です。独特の食事の空間に入り込んだようでした。2015/11/16
metoo
56
著者の作品を眺めながら行った食べ物にまつわるインタビューをまとめた本書。36の食べ物エピソードにユニークな名前が付され、フランス料理のメニューのような目次に並ぶ。例えばオードブルには「オーセンティック牡蠣」「ナチュラル茄子」「カスタム缶詰」と続く。「オーセンティック牡蠣」の頁は皿にのった牡蠣の絵、牡蠣にまつわるエッセイ、そして牡蠣を食す男たちの絵。パラパラと頁をめくるだけで著者の魅力がこぼれる。多忙な著者がまとまった読書をする為だけに年に数回バリ島に行くとさらりと触れ全く嫌味がない。心地よい本だ。2015/08/29
みつりんご
21
やはり山本容子さんに憧れる。芸術性は勿論の事、女性が好む美意識、優雅さ、優しさを感じる。綺麗な挿絵がふんだんに眺められ美味しいアレコレを文章で味わえる。手にするだけで自分が少しお洒落になりそんな自分も少し好きになれそうな一冊です。2015/09/13
aloha0307
20
親愛なる読メ友さん共読本 食 を主題に容子さん(最近TVでお見かけしないのは寂しい)のエッセイと装画(ベースは人生讃歌 なれど17%哀しみが)がダブルで堪能できるのは嬉しさmillion☺ 魚釣り お好きなんですね。釣れた瞬間の手応え、釣った魚を家族・仲間と分かち合う喜びはでっかいですよね。”家に持ち帰って食べる分だけを釣る”...そんな容子さんの気遣い いいなあ☺2018/05/13
怜
20
山本さん自身の銅版画とともに、食べることについて語るエッセイ。短くまとめられながらも楽しく押し付けがましくないおいしい話を堪能した。2014/09/19