目次
第1部 あの日いた場所(少年のころ;家族と刻んだ日々;人がいて暮らしがあって;そして昭和は遠くなる)
第2部 昭和がたり(久世光彦;川本三郎;俵万智)
著者等紹介
久世光彦[クゼテルヒコ]
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。作家・演出家。TBSを経て、同54年テレビ番組制作会社カノックスを設立。平成4年「女正月」の演出で芸術選奨文部大臣賞を受賞。同9年小説『聖なる春』で2度目の同賞を受賞。10年紫綬褒章受章。13年『蕭々館日録』で泉鏡花文学賞受賞。小説のほか、エッセイ、作詞、脚本、評論など幅広い分野で活躍中
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感想・レビュー
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ジョバンニ
3
「街にしても建物にしても、そして人の一生にしても、すべての物語の主役は歳月である」なるほど、昔を懐かしく思う理由が少しわかった気がする。2013/12/16
夏子
1
写真の中の人達、特に子供達が皆とても良い笑顔をしてるのが印象的だった。2013/11/03
夏
0
写真と共に綴られる昭和の暮らしや当時生きた人の息遣い、そこに流れる時間が紙面から伝わってくる。貴重な一冊。著者の久世光彦さんはあとがきに「昭和恋々を書き続けることが私たち夏彦さんの次の世代の役割だ」と記していたけど、この本を出した三年後に亡くなったらしい。もうPartⅢが発刊されることはないと思うと少し悲しくなった。2019/12/06