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内容説明
タリバン政権下でUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)カンダハール事務所に勤務していた著者のアフガン体験記。生きたアフガンの姿を伝える。写真・図版50点収録。
目次
パシュトゥーンの部族文化
アフガン女性や子どもたちとのふれあい
地方の村々を訪ねて
カンダハールからの緊急退避
大地に根ざす
アフガニスタンの復興を祈って〔ほか〕
著者等紹介
千田悦子[チダエツコ]
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)職員。1962年、京都生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。1985年、日本のNGOのボランティアとしてソマリアへ赴任。帰国後、各種学校講師を経て、青年海外協力隊員として西サモアへ赴任。その後、ボストン大学大学院(公衆衛生学)、ハワイ大学大学院(ソーシャルワーク)修士課程修了。ハワイ州政府の児童保護課でケースワーカーとして働いた後、1996年よりUNHCRジュネーブ本部に勤務。ケニア・ダダブ事務所、アフガニスタン・カンダハール事務所のフィールド・オフィサーを経て、2002年2月よりジブチ事務所プログラム・オフィサー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
駒子
1
UNHCRの職員が伝えるアフガニスタン。2014/08/01
くまこ
1
森絵都の『風に舞いあがるビニールシート』の参考文献に挙げられていた本。UNHCR職員が伝える、2001年9月11日を挟んでのアフガニスタンのルポ。 2013/01/03
shinome
0
現状の過酷さはもちろんですが、暮らす人々の姿、著者ならではの女性的な視点で、ムスリムの女性や子供たちの暮らしの姿に親しみを覚えました。 著者の言葉:常に何らかの危険と隣り合わせである。それでも、私がこの仕事を続けられている理由のひとつは、悲惨としか言いようのない状況下でもたくましく生きる人間のしなやかさ、生命力あふれる側面に触れられるからだ。お金が絡むと、いやでも人間の醜い面が顔をのぞかせ、美醜含めた人間の本質のようなものも垣間見られる。人間がたまらなく愛おしく感じられることがあるから不思議だ。2019/09/14