声の伽藍 - 桝屋善成歌集

声の伽藍 - 桝屋善成歌集

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  • サイズ B6判/ページ数 156p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860231149

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はち

5
こういうの、いいなぁ。葉ね文庫で捕獲した本シリーズ第二弾。作品は90年代半ばから0年代冒頭。つまりニューウェーブの席巻する時代。まして師は前衛短歌の雄、岡井隆だ。文体も現代的になる…と思いきや文語、固めの文体。それに好感を持つ。しかしイメージの飛躍も面白く、うまくいいところをブレンドした好感の持てる歌集。仕事を詠む歌に疲労を感じ、面白く読んだ。2015/10/14

桜井夕也

1
「カル・リプケン・ジュニアの翡翠色の眼を太陽系の末子と思ふ」「愛蘭(アイルランド)ゆ帰り来たりし人に問ふ白夜はいくたり狂はせしかと」「亡国の名残のひとつ「平和(ミール)」ちふ衛星(ほし)捨てらるるはつなつのよひ」2015/10/06

hirom

1
先週末大阪「葉ね文庫」でゲットした歌集の一冊。文語体で而も古語が多く、意味が分からずに辞書を引き引き読んだ。韻律は重々しいのだがこころもちを示す詩句がはさまり硬質のなかほのかに抒情が香るといった感想をもった。繰り返し開いては読み返したい歌集だ。  魚籠を抱くやうにその腰いだかむとおもふ夕べの不意に曇りぬ/桝屋善成『声の伽藍』p.30 #短歌 #tanka 美しい夕暮れなんとなく蒸し暑い木造二階の畳の部屋、上句にそこはかとないエロティックさが良い。2015/06/11

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