内容説明
おもしろくて役に立つチーズの事実、秘話や写真、絵画が満載の本書は、古今の選りすぐりのレシピも掲載。くさ~いスティルトン、クリーミーなブリーや塩辛いペコリーノの熱烈なファンには、理想的なチーズの盛り合わせとなった。有名な食物史家アンドリュー・ドルビーが先史時代の発明から現代での復活まで、チーズにまつわるお話を紹介。食品のグローバリゼーション、低温殺菌、滅菌が避けられないこの時代を、本物のチーズが生き延びられるのかといった問題提起も。
目次
1章 チーズの数ほど歴史あり
2章 チーズの起源をたどる旅
3章 チーズ製法の長い道
4章 人類はどのようにチーズを食べてきたのか?
著者等紹介
ドルビー,アンドリュー[ドルビー,アンドリュー][Dalby,Andrew]
フランスの言語学者、翻訳家、歴史家。著書『スパイスの人類史』は食物研究家協会の「今年の最も優れた本」の名を冠せられた
久村典子[ヒサムラノリコ]
東京教育大学文学部(英語学英文学専攻)卒業。特許事務所、製薬会社での勤務を経て在宅翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kouro-hou
30
原書房ではない「食の図書館」。通常このシリーズは大元の歴史を流した後に銘柄をまとめるのだが、コレはいきなりパルメザンやチェダー等の銘柄の歴史から入る。理由はチーズ史は明確な事は今だわからず、各種チーズに至っては伝説や言い伝えが多く本当の事がわからないため。おおう。地名モノも産地より販売地の名がつきルーツがわからないとか。メソポタミア楔文字レシピにすでに香料として登場し、「イリアス」ではすりおろし山羊チーズも登場。古い事は古いのだ。確立は畜産が食肉目的から酪農に変わった辺り、紀元前4千年とみられるとか。2019/04/02
新橋九段
4
チーズの歴史が幅広くわかるけど、チーズに馴染みのない人にとっては想像がしづらくてわかりにくいかも。2015/04/30
つくし
3
事典が多いチーズ関連本の中でも文章メインで各種チーズの歴史がざっくりとわかる本。それにしてもダニやカビとの共存によって美味しい食料が完成されるという発見は解せないけれど後世まで残してくれたことに感謝。2024/02/12
ともゑ
3
チーズが好きなので読んだ。200ページ足らずで写真も多くサクッと読めるチーズの歴史。雑学ぽくて楽しく読めた。その歴史は古い。種類もいくらか紹介されてるもののある程度なのでもっと詳しく知りたい時はチーズ事典的な本を探した方がいいかも。2014/06/01
takao
2
ふむ2021/03/23
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