内容説明
今世紀最強のブサかわ犬はこの旅日記からはじまった。「わさお」をブレイクさせた話題の爆笑ブログ、ついに書籍化。書き下ろしも満載。「メレンゲが腐るほど恋したい(通称:メレ腐)」のメレ子が送る、ディープな日本巡礼。
目次
奈良―奈良公園のエキサイティング年中行事「鹿の角きり」
兵庫―神戸花鳥園でフクロウの妖しい笑顔にメロメロ!
青森―五能線で神秘の湖「十二湖」をたずねる
青森―イカの町で出会ったモジャモジャ犬「わさお」
群馬―スネークセンターでニシキヘビに巻かれる
京都―インコが百羽いる夢の銭湯に行ってきた
大阪―箕面昆虫館でなりふりかまわなさを学ぶ
三重―鳥羽水族館と離島の宿で伊勢エビを味わいつくす
和歌山―熊野古道で平安時代コスチュームプレイ!
広島・愛媛―青春18きっぷで行くうさぎと毒ガスの島「大久野島」
おまけ―ツバメ一家の夏
沖縄―カヌーで森の滝つぼをめざす
兵庫―昆虫館で美チョウにたかられる&ゴキブリおさわり
熊本―阿蘇のふところで切磋琢磨するクマたち
わさお、冬の日本海を走る
北海道―冨士額の犬と、白銀の森を駆けぬける
著者等紹介
メレ子[メレコ]
1983年、大分県別府市に生まれる。2006年より写真と文章による旅行記ブログ「メレンゲが腐るほど恋したい」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バニラ風味
16
ブサかわいい秋田犬の「わさお」。その名前を命名したメレ子さんの、ちょっとマニアックな旅の日記。鹿の角切りとか、スネークセンター、インコ銭湯、箕面昆虫館など、普通の人は、ちょっと行かないかな~と思うような所に乗り込み、写真をバシバシ!その動物になりきった、関西弁コメントでの妄想やりとりが、ほほえましい…というか、爆笑です!これだけ写真を載せるには、本当にすごい枚数、撮影したんだろうなあ。いや、本当に行ってみたくなります。最後に「行く人はマナーを守って」て書いてあるところが、さすが。私のツボは、インコ銭湯。2015/06/12
Tui
14
メレ山メレ子さんのブログの長いファンですが、あのジワジワとくる面白さが紙面でうまく再現されておらず残念。縦スクロールで読むのに適した文章だったのと、構成を担当した編集部の力量不足に尽きるな。ところで筆者メレ山さんはいま、死と生をテーマに「メメントモリ・ジャーニー」という連載をされています。アフリカはガーナまで自分用の棺桶作りを依頼し、それを自宅でテーブルとしても使うそうな。文章からは表現者としての決意と覚悟が感じられ、本著のような旅行モノ時代よりずっと活き活きとしています。なんて、全然本の感想じゃないね。2016/05/07
zora
4
行ったことが有る場所が何箇所も載っていたのだけれど、見ているところが全く違って切り取り方が面白い。何処に行かれても人の何倍も楽しめる方なのだと思った。生き物たちへの愛が伝わって来て素敵です。2014/09/20
ビスケ
3
人気旅ブログの書籍化。本家ブログが好きで時折覗いています。楽しい場所、イベントが、メレ子さんの目を通して紹介されると、もっと楽しくなる。自分も思わず旅をしたくなります。でも、ブログを本にするのは難しいもんだなーと思いました。魅力を生かすか殺すかは、レイアウトにかなり左右されてしまう。この本ではブログの「魔法」が解けてしまっている気がしました。2010/06/03
minoguchi
3
ブサイク犬「わさお」の火付けとなったブログ「メレ腐」が書籍化、と聞いて反射的に Amazon でポチり。カタい本を読む気にならない暑い夏の日に、「へぇ、ここ行ってみたいなぁ」なんて思いながらニヤニヤしつつページをめくるのも楽しいものです。2009/08/16