内容説明
全ての音楽ファン必読!世界初!公認バイオグラフィー。スライ本人とジョージ・クリントンが特別寄稿!―。
目次
自分の人生だから一九四三‐一九六一
自分で切りひらけ一九六一‐一九六六
ダンス・トゥ・ザ・ミュージック一九六六‐一九六八
エヴリバディ:スタンド!一九六八‐一九七〇
暴動一九七〇‐一九七二
堕ちて来ずとも一九七二‐一九七四
流れる星を捕まえたことはあるかい?一九七四‐二〇〇一
ありのままの君が好きさ二〇〇二‐
著者等紹介
カリス,ジェフ[カリス,ジェフ][Kaliss,Jeff]
様々なジャンルの音楽や、その他のエンターテインメントについて、これまで四半世紀以上書いてきた。サンフランシスコ在住
岩間慎一[イワマシンイチ]
音楽誌『bmr(旧称:Black Music Review)』元編集長/現スーパーヴァイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ソノダケン
2
レコード会社は見込みのあるミュージシャンに前金を融通し、怪しい契約書にサインさせて放蕩へ導いた。違法ドラッグを処方する医師までいた。ミュージシャンを縛りつけると同時に、キックバックも得ていたのだろう。ドラッグの副作用はスライの創造性を減退させ、歌声を衰弱させた。『暴動』での苦しげな嗄れ声は、それ自体に意味がある意匠ではなく、単なる生理的現象である様だ。陰鬱な作品なので深読みされがちだが。ニルヴァーナの『イン・ユーテロ』もそれに近いとおもう。2018/04/10
ubik
2
和訳があまりこなれていないのが残念。マイルス・デイヴィスとのエピソードが面白かった。2009/10/20
kaeremakure
1
「スライを誘拐して砂漠のど真ん中のスタジオにでも閉じ込めとけば、きっと仕事してくれるぜ」という周囲の人達の気持ちはすごくよく分かる。「重要な後継者の一人」と言われているプリンスも、まさか自分が麻薬でボロボロの先輩より先に死ぬなんて思ってなかったでしょう。スライ自身の発言で一番興味深かったのは「以前は、俺の曲の多くは不必要な闘いについての歌だった」。2019/05/29