内容説明
こころやすらぐ緑の大地、歴史をものがたる城、おいしいギネス・ビール、自然界の大不思議ジャイアンツ・コーズウェイ…虹の彼方にある神秘的な島めぐり!妖精の国、アイルランドへ行こう!旅する絵本作家サセックが、「エメラルドの島」をご案内。
著者等紹介
サセック,ミロスラフ[サセック,ミロスラフ][Sasek,Miroslav]
1916年、チェコスロヴァキア、プラハ生まれ。絵本作家/イラストレーター。若き日にプラハで建築を、パリで芸術を学ぶ。世界の都市を旅しながら描いた「ジス・イズ」シリーズで、世界中の子どものみならず大人からも人気を集める。『ジス・イズ・ニューヨーク』で、ニューヨーク・タイムズ誌選定最優秀絵本賞(1960年)とアメリカ青少年クラブ児童文学最優秀賞(1961年)を受賞。1980年ミュンヘンにて享年63歳
松浦弥太郎[マツウラヤタロウ]
文筆家。「COW BOOKS」代表。雑誌等で連載多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドナルド@灯れ松明の火
19
読メでの評判がいいので読んで(見て)みた。アイルランドの歴史やそれに伴うお城、ウィスキーや黒ビールの話、緑いっぱいの自然や海岸線。ますます行きたくなる。子供の時だけでなく大人になっても楽しめてその町や国に対する理解が深まるようないい絵本だった。2012/01/07
ぱせり
17
アイルランドの歴史から始まったこの絵本は今までのシリーズとは雰囲気が違う。静か。そして、ほんとに緑が美しい。伝説と田園とたくさんの教会と、人より数が多いという牛たちの、アイルランド。虹に道を塞がれたら幸運をもたらす妖精に出会えるかも、なんて言われたら、その言葉だけで幸せな気持ちになる。2010/02/14
佐々陽太朗(K.Tsubota)
16
一目見て欲しくなりました。装丁を見たとたん、その深い緑色に心惹かれ、アイルランドについて書いてあるということで恋い焦がれ欲しくなったのです。理屈ではありません。たとえば私は女性が宝石を身につける気持ちが分かりません。全く意味のないことのように思えます。びっくりするぐらいのお金を出すだけの価値があるようには思えないのです。しかし、女性は宝石を見れば身に付けたくなる。そんなものなのでしょう。私にとって、この本がまさに宝石です。存在を知ってすぐに購入。ワクワクしながらページを捲りました。大切にします。2011/08/01
ume 改め saryo
14
緑の国へトリップ!! ~19世紀で無駄な進化は止まってしまったのではないか? と思わせる。 建物も古く重く低く、見ていてちょっと嬉しくなる。 不便なんだろうなぁ(笑) 水道管も古くて、雨漏りもして、電気もたまに落ちたりして(笑) 緑豊かで寒い。そこでアイリッシュコーヒーを飲みながら 【 ふわぁ~~~ 】っとため息と、暖かくなった息を吐きながらいい、気分で歩いてみたくなった。2012/03/05
けんとまん1007
12
シリーズものの1冊。評判がいいようなので借りてみた。絵本と言いながら、アイルランドのことがよく伝わってきて面白い。装丁も含め、シリーズで取り上げられている国や地域の空気が、よく伝わるだろうなあ~と想像できる。ちょっと、テンポを変えたい時に読むと、とてもいいような気がする。アイルランド・・・あらためて、いろんな著名人がいるなあ~というのと、やはり、そこから受ける印象には共通するものがあると思った。それが、濃いグリーンかもしれない。2012/01/11