内容説明
20世紀初頭における「植民地問題」からはじまり、今日の「グローバリゼーション」へと展開してくる世界史的関係のなかに、20世紀中葉からの南北関係問題の展開を位置付けて捉えようとしたもの。
目次
世界的社会問題としての「南北関係問題」
第1編 植民地問題の登場と分化(帝国主義と植民地問題の変遷―北南:南北問題の胎動;第1次世界大戦と戦間期植民地問題の二分化)
第2編 再編帝国主義と「南北問題」(20世紀中葉における政治的再編―世界開発の枠と主体の登場;世界経済開発と「南北問題」の生成展開 ほか)
第3編 世界開発体制の南北問題への「覆い被さり」(世界開発体制の全面的展開―新帝国主義の世界体制;世界開発体制対南北問題)
グローバリゼーションと南北問題
著者等紹介
万谷迪[ヨロズヤススム]
1931年北海道に生まれる。1954年東北大学経済学部卒業。1962年東北大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。宮城県鼎が浦高校、奥州大学経済学部、札幌大学経済学部にて、教鞭を執る。2002年札幌大学名誉教授
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