出版社内容情報
書評の愛が深いとき、読み手はその本を買う
「感動!」「涙が止まらない」「ほっこり」を封印して〈熱〉を伝える
朝日新聞記者で名文家の著者が、本の選び方、読み方・書き方まで対話形式でくわしく解説。本好きのインスタ、アマゾン、noteでのブックレビュー初心者からプロの書評までに対応。
【主な内容】
AIには書けない文章を書く/書評は自分のプリズムを通して出てきたもの/自分の「柱」を意識して感受性を磨く/書く前にググらず自分にしつこく聞く/ネガティブなことを書くときの流儀/書評が作品の未来を決めていく/作品のオリジナリティはカノンを読めば見える/作品の空気を感じることが重要/書評におけるいい文章のポイントは「わかりやすさ」「読みやすさ」「呼び込み」/〈うわごと〉の効用/要約でつくるあらすじはつまらない
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シリウスへ行きたい
55
書評・感想文、読書した後の感想である。本によって、人によって読後感はいろいろであろう。著者は、朝日新聞社の記者、元であろうけど。若い頃、九州での勤務が始まりで、現在も九州で、猟師や農耕をしながらの書評をしている。珍しい、一般的には、多くの本を執筆し、書評も数多く出せる著作家なら、東京などの大都会に住み、文壇との高裁も必要だろう。それには距離を置き、なにがほんとうの生活か、どちらも本人にとっては大事なことなんだろう。私もそういう生活をしてみたい。いずれも収入の途というだけでなく、自分を満足させるものとして2026/02/14
まこみや
26
人間とAIの文章の一番の違いは何だろう。身体性・経験を通した言葉で「考え」たものかどうかである。〈自分の中に軸を作り、その軸を通して作品の光を屈折させ、出てきた光を正確に、誠実に書くことだ〉と著者は言う。なんと合気道でも野球のバッティングでも同じではないか。達人が説くのは、体幹を意識して、所作の動きの中でその軸がブレないようにすることが肝要ということある。運動も言葉もどちらも身体に根ざした感覚が基盤になるのだから、当然の話である。さらに「軸を作るためには古典を読め」というのは、私の痛いところを衝いていた。2026/02/07
メンフクロウ
22
まえがきで、「読書メーターに載っているレビューも書評である」といったことが書かれていたので、今回のレビューは緊張感を持って臨んでいます。近藤康太郎先生の著書は、読むと無性に文章を書きたくなる、麻薬のような成分を含んでいるのですが、本書も多分に漏れずその効用があります。分かりやすい文章の書き方など、技術的な話はもちろんのこと、考え方や心構えも説いてくる。本書の最終章のタイトルなんて「熱いハートとクールなマインドを併せ持つ」ですからね。こういうことを言われると、ガンギマリになって文章を書きたくなってしまう。2026/01/29
ロクシェ
21
評価【◎゚】1月19日発売、書評哲学の新刊。「書評」といわれても、明確に言語化できる人はそう多くないのではなかろうか。感想・レビュー・書評・批評⋯それぞれどんな特徴があるのか、読後に書いた自分の文章は一体どれに該当するのか。本書を読むことで、「書評」と「批評」の正体がわかる。著者が定義する書評とは「プリズム」のこと。最初はピンとこなかったが、ピンク・フロイド『狂気』と画像検索したことで明白になった。読メの255字で「書評」を書くのは難しい。けれども投稿に "書評のエッセンス" を加えることは可能なはずだ。2026/01/29
ドンザエ
1
書評を書くということを仕事にするというものについての書き方を少し感覚的に教えてもらったように思う。やり取りの中での解説のようなものだったので、そういうように感じた。 ここに書いている書評もなんだかこの本を読んだあとに書くものにしては適当に感じる。 しっかり書こうと思うときに引っ張り出しても良い本かな2026/02/02
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