おすすめ文庫王国 〈２０２６〉 - 本の雑誌増刊

本の雑誌編集部

本の雑誌社（2025/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 112p／高さ 21cm
• 商品コード 9784860116101
• NDC分類 019
• Cコード C0095

出版社内容情報

年末といえばこたつにみかんに「おすすめ文庫王国」！
というわけで本年も文庫王国の季節がやってまいりました。

本の雑誌が選ぶ2025年度文庫ベストテンから文学、SF、ミステリーなどのジャンル別文庫ベスト、そして毎年大注目のBリーグ座談会と2025年のおすすめの文庫がこの一冊でわかります。

［目次］

本の雑誌が選ぶ2025年度文庫ベスト10
私の2025年度文庫ベスト3
読者アンケート 私の文庫ベスト1

ジャンル別ベスト10
現代文学2025年は松家仁之の文庫の当たり年だ！ 永江 朗
エンターテインメント奥田英朗『リバー』の人間模様がぐさぐさぶっ刺さる！ 藤田香織
SF荒唐無稽にして切なく美しい愛と正義の物語 小田雅久仁『残月記』 大森 望
時代小説小間物細工くじゃく屋で宝石とミステリーとロマンスを楽しむ！ 青木逸美
恋愛小説面倒臭いダメ男と対峙する女の大人の恋愛がいいぞ！ 吉田伸子
海外ミステリー現代英国謎解き小説の良作Ｗ・ショー『罪の水際』がベストワンだ！　若林踏
国内ミステリー困難と向き合う井上真偽『アリアドネの声』の胸震えるサプライズをくらえ！　宇田川拓也
雑学散歩に牛肉、毒から股間まで雑学文庫に春近し！　内田 剛
ノンフィクション作家・花村萬月が記した克明な闘病記『ハイドロサルファイト・コンク』　東えりか
ライトノベルフィクションならではのドラマ性とテーマ性で読ませた将棋ラノベに無双するお嬢様やアラサー女性　タニグチリウイチ

SF大将2025年文庫篇タイタン・ノワール とり・みき
サッカー好き書店員匿名座談会国宝級ベストセラーのおかげで文庫売り場も大活況!!
突然クロスワード
学術系文庫の一年歴史に学び、いまを知る　 山本貴光

ベストセラーの次に読む文庫
　『BUTTER』の次に読む文庫／直木賞じゃないんだー、の３冊 間室道子
『ババヤガの夜』の次に読む文庫／やけくそに突き進む二人がいい！ 円堂都司昭
『国宝』の次に読む文庫／美に絶対帰依する人々 渡辺祐真
『成瀬は天下を取りにいく』の次に読む文庫／芸人コンビの笑いあり涙ありの日々 松井ゆかり

2025年度文庫編集者MVP決定！
文庫本身体測定／一番の背の高い文庫はあのライブラリーだった！ 鈴木先輩
文庫調査団／文庫キャラクター界にワン・アンド・オンリーの一匹オオカミが誕生！ すずきたけし
文庫レーベルアンケート 新刊予告2026


【目次】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ナミのママ]

毎年のお楽しみ♪掲載の国内文庫は単行本で既読のものが多かった。それでも気になるものが数冊。海外ミステリーでは5／10冊既読。丁寧に解説があるのが嬉しい。今年は二見文庫の海外作品が少なめで残念だった。かわりに新潮文庫の海外作品は来年も目が離せない。

2025/12/17

[ハスゴン]

いつもはあまり購入しないけど、途中の各レーベルの一番高い本というコーナーにつられて買ってみました。改めて文庫も高くなったと思う

2025/12/22

[いちろく]

消えたコーナーを偲びつつ、今年もBリーグや山本貴光氏の文章が読めることにホッとした、文庫王国。総合一位本は全く知らない本だった点も、この雑誌を毎年読む醍醐味。近年の文庫王国で提示され続けた新潮社の再版対応問題は、功を奏したのか？ やっと普通になったとの報告記載に読者の一人として安心した。あと『国宝』が売れすぎて『成瀬』が天下をとれなかった、という皮肉には不謹慎だけれど笑ってしまった。そんな他の雑誌が触れない様な黒い部分も書いてくれる点も、読者の一人として毎年楽しみなのである。年末年始にジックリ再読したい。

2025/12/11

[M H]

今年も購入。文庫になっていたこと自体知らない本が多くてふむふむ。海外ミステリーの紹介だけは「知ってるぜ！」で読書の偏りがひどいのがよくわかった（笑）来年出る予定の文庫もやっぱりアン・クリーヴスのが一番気になる。マシュー・ヴェンの続きも初紹介？のヴェラ・スタンホープも、ということで楽しみすぎる。

2025/12/14

[うさぎや]

やばいぞ……気になる本がさらに増えていく……

2025/12/14