本の雑誌 〈485号(2023年11月号)〉 特集:方言と小説

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本の雑誌 〈485号(2023年11月号)〉 特集:方言と小説

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  • サイズ A5判/ページ数 136p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784860115470
  • NDC分類 020.5
  • Cコード C0395

出版社内容情報

特集:方言と小説

『八月の母』の登場人物は伊予弁で話すのに同じ瀬戸内が舞台の『汝、星のごとく』では標準語なのはなぜなのか! アメリカ南部の人が翻訳されると東北弁になるのはどうしてなのか!? というわけで、本の雑誌11月号の特集は「方言と小説」! 宮城代表・熊谷達也と大阪代表・黒川博行という方言小説の巨匠による方言の使い方対談から、紀州ものと熊野サーガの奥深さ、土地の空気を背負う言葉に各地方言小説ベスト3、方言と編集者のスタンスに翻訳と方言のデリケートな関係、そして読者の好きな方言小説まで、小説と方言のただならぬ関係に迫る特集なのだ!

新刊めったくたガイドは柿沼瑛子がエドワーズ『処刑台広場の女』のクールなヒロインに注目すれば、石川美南はフランス、アルジェリア──その膨らみとひずみにしみじみ。大森望が悪逆非道の家庭用ロボット、チク・タクがすばらしい!と絶賛すれば、酒井貞道は呉勝浩『素敵な圧迫』はとんでもなく不穏な短編集だ!と太鼓判。松井ゆかりが主人公のまっすぐさが胸を打つ木内昇『かたばみ』がいい!と打ち震えれば、すずきたけしは"そんなことで?"が満載の『これで死ぬ』にゾッときてぶるぶる。さあ、クールでゴージャスなダークヒロインか悪逆非道のロボットか、あなたも「帰ったら〇麦」本を見つけて幸せになろう。

今月は先月一回休みの椎名誠「哀愁の町に何が降るというのだ。」が堂々復活。なんと7ページかけて克美荘にたどりつけば、先月復帰した「断捨離風雲録」は怪談厠鬼! 鏡明が三十年越しの評伝を寿げば、岡崎武志は古本屋開業のため警察署へ出頭!? 三角窓口で本年度「柴野拓美章」が発表されれば、黒い昼食会はノベルス復興期を待望だ! さあ、今宵はじょっぴんかって、『大沼ワルツ』か「うむかじとぅちりてぃ」か。本の雑誌11月号を読めば、「はんかくさい」夜も「いかったっしょ」で朝が来るのだあ! 

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

52
特集は「方言と小説」方言で書かれた小説が苦手だ。手にしてみて、方言だったので読まなかった作品が何作もある。巻頭の対談は大阪弁の黒川博行さんと東北弁の熊谷達也さんに司会は池上冬樹さん。何作品か取り上げ、地域内の微妙な違いについても丁寧に解説してくれている。でもやっぱり私は方言は苦手だ。「黒い昼食会」はノベルスを取り上げていた。「新刊めったくたガイド」は読書メーターでも人気の無難な作品が並び、今号は全体的に地味に感じた。2023/10/14

チャーリブ

38
特集が「方言と小説」ということで、しばらくぶりの「本の雑誌」。黒川博行さん、熊谷達也さんの対談(司会は池上冬樹さん)の中でお二人が何度も自分の原稿を「音読」するというところは、さすがと感心。関西弁が関西地域の「言語」のようになっている話も興味深い。若竹千佐子さんの『おらおらで〜』のように、地方出身者が方言を取り戻したときに、その「意識」はどうなるのでしょうか?ある言語と身体の「相性」のようなものがあると思うのですが…。あとは代々木上原のCITY LIGHT BOOK、行ってみたいです😇2023/11/09

ヒデキ

38
「方言」と「小説」 書かれる方の苦労が、皆さんのコメントから、伝わってきます。 読む方もどんな発音で読んでいいのか 迷ってしまいました。 今月も面白かったです2023/10/18

阿部義彦

28
特集『方言と小説』方言の先駆者として井上ひさしさんの『吉里吉里人』が取り上げられてますが、仙台出身の自分が身近な東北弁を小説で読んだのが同じく井上ひさしさんの『青葉繁れる』でした。東北弁と一括りにしても秋田なんかは本当にネイティブな人の喋りは宇宙語の様にしか聞こえないし、大阪みたいに全国区の言語にはなり得ないんですよ。新刊ガイドでは青土社の『フキダシ論、マンガの声と身体』が気になりました。あと山と渓谷社の『これで死ぬ』も。秋だから読書特集のムックや雑誌が増えてるけど日本人の半分が本らしい本を読まないのだ。2023/10/18

tetsubun1000mg

19
「方言と小説」特集だったが、方言が読みたくて選ぶのではないが味のある使いかたをされると読むのにリズムに乗れる感じや地方感が出るのは事実。 今月の書評コーナーからは木内昇「かたばみ」青山美智子「リカバリー・カバヒコ」額賀澪「転職の魔王様2.0」藤岡陽子「リラの花咲くけものみち」このあたりかな。 12月号は2023年のベストテン、文庫ベストテンの時期になった。 今年の私的ベストテンをゆっくり考えてみよう。 ベスト1候補はインパクトの強さと読後感の良さで宮島未奈著「成瀬は天下を取りにいく」かな~。2023/10/12

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