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特集:平凡社は本当に平凡なのか?
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
18
百科事典て平凡社だったんだ。 昔流行って応接間に飾っていた家庭も多かった。 荒俣宏さんも「帝都物語」だったかな、長編小説を書いた作家という記憶しかなかったが「世界大博物図鑑」を平凡社に泊まり込んで編んだひとらしい。 全く平凡じゃない出版社。 今月の新刊ガイドでは今月に読んだ王谷晶の「君の六月は凍る」と原田ひ香「図書館のお夜食」が取り上げられていてなんだか嬉しい。 翻訳ミステリーからスティーブン・キングの「異能機関」が面白そうで読書候補としよう。 恩田陸の新作「鈍色幻視行」「夜果つるところ」も良さそう。2023/08/14
阿部義彦
16
平凡社の特集、こんなの『本の雑誌』くらいしか思い付きませんが勉強になりました。私には平凡社ライブラリー、太陽位しか縁がないのですが、百科事典を主力とする裏には実に人間臭い物語に溢れてます。好きな本がだせるなら給料なんて要らない!には痺れました。人間図書館養成出版社と呼ばせてください。世の中は夏休みで、恒例の文庫フェアをどの本屋でも展開中。しかし、相変わらず私が痺れる文庫を出してくれるのはちくま文庫さんなのです。あとは、トクマと竹書房とか、相変わらずのマイナー贔屓の私です。2023/08/17
kadocks
9
平凡社特集。滅茶苦茶面白い。もちろん昔うちには世界大百科事典があった。それも2種。新しい方が薄くて使いやすかったし地図篇なんてずっと見てた。索引巻の使い方を読んで百科事典とはこう読むのかを教わったのも平凡社。読んで面白い百科事典は世界大百科だったのだ。どこの家にもあったけど笑 荒俣宏御大のインタビューがとにかく面白い。当時平凡社でほぼ暮らしていたようで夜中にクレイマー電話を取っていた話が最高。「本出すと死ぬまで祟られる」は名言。帝都物語の印税1億円が全てあの『世界大博物図鑑』のネタ本に消えたとか!2023/08/18
Akito Yoshiue
8
今号の特集最高ですね。平凡社バンザイ。2023/08/10
さとまる
7
特集は平凡社。社名は平凡なのに非凡というか異常というかとにかくすごい出版社だ。今は無き社内図書室みてみたかったなぁ。新刊案内は食指の動くような本は無し。2023/08/13