本の雑誌 〈468号(2022年6月号)〉

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860115302
  • NDC分類 020.5
  • Cコード C0395

出版社内容情報

特集:結句、西村賢太

平成令和を駆け抜けた私小説の雄・西村賢太が急逝した。不幸な生い立ちをさらし、憤怒と嫉妬、暴力と欲望にまみれた日々を描き続けた無頼の作家、西村賢太は北町貫多だったのか!? というわけで、本の雑誌6月号は西村賢太追悼特集、その名も「結句、西村賢太」。担当編集者の座談会から、西村賢太をもっともよく知る朝日書林荒川義雄氏のインタビュー、友人、知人の知る人物像、北町貫多クロニクルに幻の小説「北町貫吉」物語のこと、西村賢太から遡る私小説の系譜に探偵小説通として西村賢太、西村賢太原稿文字起こし辞書登録一覧に読者の追悼、おじさん二人組の四十九日・納骨法要のお参りルポに西村賢太の十作、そして巻頭カラーは若き日の西村賢太が精魂込めてつくった「藤澤淸造全集内容見本」を完全掲載。一私小説書きを送る追悼大特集だ!

新刊めったくたガイドは、吉野仁が待望の第二弾『天使の傷』から目が離せない!と叫べば、藤ふくろうは『ケンジントン公園』の狂躁的な語りに溺れっぱなし。大森望が長編&アンソロジーの中国女性SFラッシュを寿げば、古山裕樹は呉勝浩『爆弾』が繰り出す罠だらけの心理戦にどっぷり。高頭佐和子がセクハラ被害をリアルに描く井上荒野『生皮』で過去を振り返れば、すずきたけしはアート&デザイン200年の革命的表現に目がズギャン! そして北上次郎は青崎有吾の百合短編「恋澤姉妹」が素晴らしい!と絶賛。さあ、おじさんが今月いちばん感じ入ったという絶品短編を堪能しよう!

今月は図書カード三万円使い放題!に砂原浩太朗が挑戦。あの名作少女漫画からムーにサラ金、ミュージカル映画等々、「実は......」の連打で11冊をお買い上げなら、アルパカ研究所所長・内田剛が書店検索機利用比べに参上。古巣三省堂書店神保町本店からジュンク堂池袋本店まで都内12店の検索機の使い勝手を総チェック。さあ、快適度ナンバー1はどこの検索機か、140ページを見てくれぃ!そして今月も黒い昼食会がムーの次はジョジョだ!と期待大なら、日下三蔵「断捨離風雲録」はいざ納戸へ。堀井憲一郎が10冊の本を読み終わる回数と時間をゆるーく調査すれば、宮田珠己はロト7に連続当選!? GWが終っても北町貫多は永遠に変わらない。本の雑誌6月号と納豆二パックで一私小説書きを追悼しよう!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

スノーマン

24
私小説に縁がなく、西村賢太さんの小説は未読なんですが、本の雑誌の連載は楽しみだった。ほんの数行の日常に『カレーの2日目美味しそう』とか『納豆だけで2パック食べられるんや(私はご飯とセットやな)』とか、変わらないようで変わっていく毎日が好きだった。特集、熱かった。色々な西村さんがいた。もっと知りたい。私小説も読もう。2022/05/20

akira

21
人の生き様や粋さは語られないところに現れる。「西村さんが建てた生前墓は、師の藤澤清造の墓より幾分引く作られていたことに、その時初めて気付きました」2022/05/22

阿部義彦

20
本の雑誌に連載を持っていた、西村賢太さんの訃報を受けての特集号です。坪内祐三さんに続いて、ここのとこ「本の雑誌」に縁のある作家の逝去が、続いています。でもこうして特集される方は幸せだと思います。橋本治さんも死後にユリイカかなんかで追悼特集号が出て買いましたけど、思い出すのは漫画家の吾妻ひでおさんですねー、河出書房新社で追悼号が出るのかなーと思っていたら、出ませんでしたし、大々的に扱ったムックや特集なんかも私の目に付いた範囲にはありませんでした。哀しかったです。脇道にそれましたが、検索機特集、良かったです。2022/06/09

tetsubun1000mg

18
6月号は「一私小説書きの日乗」を長く連載していた西村賢太氏の追悼特集号。 純文学雑誌ではない「本の雑誌社」が出していいのかと悩んでいたそうだが、本人の日記を毎号で読んでいた読者には西村氏を知るいい機会だった。 家庭の都合で中卒だったそうだが、記憶力はよくこだわりの強い性格で突然人とぶつかることもよくあったらしい。 出版社の担当者同士の座談会で明らかになる。 昨年亡くなった坪内祐三さんとの共通点が多い気がした。 掲載されていた日記中の晩酌後「白飯代わりの納豆2パック」というセリフは読者にはおなじみ。2022/05/14

澤水月

17
「結句、西村賢太」。作品世界での貫多クロニクルが大変に役に立ち何度でも参照。編集者座談は凄く振り回された方々の笑い交えた供養だが、文芸誌よりアサ芸編集者には心を開きめだったらしい様子が見えふいと彼の孤独に吐胸つかれた。純文の世界での鬱屈が透けた気がする。追悼文の中に「18年10月に仲違いしたきり」という方がおいでで、ちょうどその方が意気揚々と解説書いていた書を読んだ直後でこれも唸る。推理愛好についても押さえ「藤澤清造全集案内」のフルカラー完全掲載も迫力で、現在手に入りやすい最強の案内、参照文献。2023/02/05

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