出版社内容情報
書いて自分のものにする。マルジナリア“余白の書き込み”探求道の書第2弾。本に書き込みをする人たちの読みっぷりを追体験し、知となり肉となる読書を学ぶ。本を読むのが今より、もっと、楽しくなる! 〈カラー蔵書探検〉神谷美恵子の本棚 印刷博物館 松竹大谷図書館 東京理科大学近代科学資料館
内容説明
マルジナリア探してどこまでも。本に書き込みをする人たちの読みっぷりを追体験し、知となり肉となる読書を学ぶ。本を読むのが今より、もっと、楽しくなる!マルジナリア“余白の書き込み”探求道の書籍化第2弾。“蔵書探検”神谷美恵子の本棚、印刷博物館、東京理科大学近代科学資料館、松竹大谷図書館。
著者等紹介
山本貴光[ヤマモトタカミツ]
文筆家、ゲーム作家。1971年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。94年から2004年までコーエーにてゲーム制作(企画/プログラム)に従事。在職中から執筆活動を開始、04年にコーエー退社、フリーランスに。1997年より吉川浩満と「哲学の劇場」を主宰。日本図書設計家協会客員会員。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授、金沢工業大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コットン
78
マルジナリア(本への書き込み)本2冊目。ディケンズが多く朗読していて自作朗読用台本が大胆に削除箇所があったり、印刷博物館の紹介やらと楽しい。中でも①モーツァルト直筆のハエが介在したオペラの楽譜のなぞ②キューブリックが映画『シャイニング』を撮影する際に読んだ本のマルジナリアにシナリオの萌芽が…③図書館の分類シールのようなものが貼ってある書店で購入した本には先に読書した二人が呼応した跡のあるマルジナリア本だったのだが…と。面白い! 2022/06/25
テイネハイランド
6
図書館本。「本の余白への書き込み」にこだわったエッセイ本(月刊誌「本の雑誌」連載)第二弾。(1)kindleの注釈機能にどのような機能が追加されれば嬉しいかについての考察があったり、(2)朗読でも活躍した文豪ディケンズ自身の手で推敲した「クリスマス・キャロル」の朗読用台本があったり、(3)検閲が入っていた戦前のエロ小説に入っていた伏字復元参照表の紹介があったりと、取り上げている内容にバラエティーが富んでいて一読の価値はあります。ただし通して読むとなにか物足りない感じがあるのは読んでいて不満に思いました。2023/01/19
還暦院erk
5
図書館本。略称『マジでか』(嘘)。本書で一番ぶっ飛んだのはp243の写真で示されたマルジナリア込み込みの「新刊」!詳しくは是非本書でお確かめを(笑)。前書及び本書をきっかけにして、わたしは蔵書に自作の索引作っちゃう試みを始めてしまった。さぁどこまで行けるかな?2023/03/08
DK-2084
3
★★★★☆図書館本2022/08/22
さとまる
3
マルジナリア本の続刊。読んでいると自分も何かしら書き入れたくなってくるから不思議。検閲で伏字にされた部分を原書に当たって書き込む人の熱意がすごかった。2022/06/11
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- 和書
- おひさまとかくれんぼ