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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
43
“メニューは読みものです。詩だよね。憲法でもあり年表でもあり、叙事詩でもある。なぜこういう順番なんだろうか。一行たりとも読み飛ばしてはいけないものです。(久住昌之)” 食のエッセイなどをまとめたものかと思ったが、さすがに本の雑誌編集部、諸方面の方々が食にまつわる本を語ったものが詰め込まれていた。かなりとっ散らかった感も強いが、切り口が何とも面白い。昭和51年発行の土井勝『おべんとう』のズラッと並ぶお弁当が、なんとも懐かしくかわいらしい。許永中の望郷のグルメもよかった。表紙の卵が写真じゃなくて、びっくり。2022/07/25
くさてる
29
エッセイ、レシピ本、コミック、小説と食にまつわる本やその周辺のことをまとめた一冊。コンパクトだけど内容が濃くて面白かった。食の世界を読書のかたちで楽しんでいる人たちが紹介されています。そしてそのみなさんがまた紹介する本があって、それもまた楽しそう。食は身近な文化なだけに語り口が難しいけれど、これは面白い一冊でした。2020/10/24
スノーマン
21
いやぁ〜、濃い中身の本だった!表紙、美味しそうと何気なく読んでたら、本の中で表紙について言及があり、おおお!?おおお!と笑笑 わたしが生まれた頃に出された土井勝さんのお弁当の本で、幼い頃ってこういうお弁当だったかも、と懐かしさ爆発し、フランス料理の美しさに感激したり。そのシェフが文学すごく読んでたので、そう言えば『ぐるナイ』のゴチでの高級料理って、ドラマティックで素敵な料理名が多いなと思ったり。さあ、今夜は何を食べようか。2020/09/27
らん
20
ページをめくるとなんばの波屋書房のぎっしりと本が詰まった棚の写真が。本好き一家が切り盛りされているそう。訪れてみよう!まさに「つくるたべるよむ」熱意に溢れ、独特の面白さでした。食にまつわる書籍や漫画も紹介。一番気になったのは「包丁人味平」鮪に包丁を突き刺してダイナマイトで破裂させて切り分けるって、調理法破天荒すぎる(笑)土井勝監修のおべんとうもあり、幼稚園べんとうは食べやすさや魚嫌いな子どもへの工夫が凝らされていました。えびのベーコン巻き、ほうれん草の卵巻きは作りたい。土井善晴先生の本も読んでみたいです。2023/03/09
fukumasagami
20
大阪・なんば、波屋書房に行ってみたい。そう思わせる冒頭から食と、食にまつわる本の話がつらつらと並べられていく。2022/01/22