出版社内容情報
大好評!!神保町篇、首都圏沿線篇に続く〈古本屋ガイドルポ・シリーズ〉第三弾は、古本の都・ザ・関西!
神保町の古本屋を全店制覇した『古本屋ツアー・イン・神保町』、首都圏各所に散らばる古本屋を沿線ごとにたどった『古本屋ツアー・イン・首都圏沿線』と、厖大な数の古本屋をめぐり続けている「古本屋ツアー・イン・ジャパン」こと小山力也氏による、京阪神古本屋ガイド『古本屋ツアー・イン・京阪神』です。京都、大阪、神戸の「これぞ」という名店から、滋賀、奈良を含め、近年目立つニューウェイブ系や個性派の迷店まで歩き尽くした渾身の一冊。
ほぼ全編書き下ろしの本書は、2015年末から毎月のように関西へ足を運び、一から店を訪ね歩いた汗と涙の結晶により、各店の立地や店内の雰囲気、品揃え、店主の風貌までを徹底レポート。歴戦の古本猛者たちが称賛する独自の観察眼が冴え渡っています。
巻末には、関西古本界の重鎮・古書善行堂の山本善行氏とめぐる大阪古本屋ツアーや取材の悪戦苦闘ぶりを綴った「制作日記」も収録。
小山力也[コヤマリキヤ]
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
54
京阪神の古本屋探訪記。自分が古本屋を回る際にはどうしてもここが中心となる為、前著と違い非常に実用的。京都とか読みながら、あああの古本屋まだあるんだ。とか以前前を通って寄らなかった店の品揃えが魅力的で寄るんだった。とか、色々感銘を受けながら読む。神戸でも以前読友さんに教えてもらった店、悉く収録されているし。特に店の品揃え傾向が書かれている事は、行く店選びをする際に非常に参考になる。今度また京阪神地方に行く際には、本書を元に計画を立てる事にしたい。最近は古本市とか中心で実際店舗の方を訪れる事少なかったしなあ。2017/06/19
たかやん
22
先日、東京の古書店紹介本を読んだので今回は関西版を。各店舗紹介で店先の写真も掲載され、お店の雰囲気はほとんど一目瞭然。硬めの本のみ置いてそうな古書店さんはまだ敷居が高いので、読み飛ばしながら読了。紹介するお店の中でも映画専門古書店"駒鳥文庫"さんは以前から知ってたにも関わらず、結局行けずに閉店…。「明日行こうは馬鹿野郎」と肝に銘じて、まずは大阪の店舗からチェックしてみようと思います。2017/12/17
チェアー
16
新刊書店は新たな顔に出会う喜び、古本屋は「お、元気だった」という懐かしい顔に出会う喜び。いまを切り取る新刊書店、歴史が見える古本屋、という感じでしょうか。古本屋は、経営者込みと改めて思った。この本では棚の傾向もさることながら、どんな人がどんな考えで運営しているかがさりげなく触れられていて、参考になる。それにしても古本道は奥が深いなあ。知らない店がいっぱい。楽しみもいっぱい。2017/01/05
さすらいのアリクイ
15
日本全国の古本屋さんを巡り古本屋の色々な情報をブロクに書き続けている著者の小山さんが、関西の古本屋さんを片っ端からまわって書いた関西古本屋博覧強記の本。本を読むと「大体の関西の古本屋は載っているんじゃないか?」という気になります。情報量が尋常ではない。お店の情報はてんこもり。マニアックなお店も載っている。そしてお店の紹介文の最後の方で著者が何を買ったのかが書かれているのを読むのが楽しい。僕は本の中でここが一番好きな部分。駒鳥文庫や青空書房など今は閉店してしまったお店の情報も。古本屋さんが好きなら。2017/06/30
ふろんた2.0
15
古書店のために遠征したことは一度しかないので、関西エリアは行ったことないどころか名前も知らない店しかない。とはいえ、ネットで検索でもうまく引っ掛からない古書店があったりするので、このシリーズは役に立つ。本文のはしゃぎ方がおっさん臭いのが玉に瑕だけど。2017/04/12