感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
14
80年代以降のサブカル業界人大挙登場という感じの本。「ジャップ・ロック・サンプラー」も藤脇さんの企画本だったのね。どうりで小林信彦的な「誤解されたニッポン」本だった。漫画ブリッコ時代の大塚英志(この本の中ではフリー編集者Оと記述)との確執の話も、面白かった。「自分の単行本の扱いが悪い」と抗議した「漫画家H」って、ひろもりしのぶのことだよね。2016/02/06
阿部義彦
8
本書は書き下ろしです。サブカルの化身(エロから漫画、ロック、やおい、ゲイカルチャー、ギャンブル、韓流)の出版社白夜書房に入社した著者の奮闘記。そもそもの出版の動機が大滝詠一さんの急死、60歳定年の回想録的なものを書いておこうと本書を著しました。伝説のエロ本「ウイークエンド・スーパー」を中坊の私は自販機で買ってまして、その頃からこの出版社には不思議な魅力を感じていました。ガロの青林堂と写真時代の白夜書房はあの時代のサブカル界の両雄でした。大滝詠一さんの拘りのエピソードを伺えただけでも読む価値が有りました。2015/12/20
よっしー
7
★3 元白夜書房の編集・営業をしていた人の本。音楽系は疎いのでよくわからなかったが、興味深いことが多かった。2016/03/17
nizi
4
白夜書房の年代記かと思いきや、著者の個人史。デニス・ホッパーのサイン会の話は面白かった。2024/06/14
nizimasu
4
著者の藤脇さんと言えば90年代の初めに「出版幻想論」という素晴らしい本を書いて話題となった。裏方が本を出すのはせいぜい編集者ぐらいだったが営業の社員が出版の世界を語るというだけでなく「本は売れなきゃ意味がない」といったのだからかなりセンセーションに捉えられた。あれから約四半生紀がたつがその予言はいわば今読んだら当たり前の話だろう。その藤脇さんが定年を迎えて主に編集としての自叙伝的な内容がこちら。主に音楽やサブカルチャー、中でも小林信彦や大瀧詠一との交流とかうらやましい限り。白夜書房という時代の徒花の一代記2016/02/21