感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lonesome
44
著者の中嶋さんは古本好きから古着好きへとシフトしたそうだけど、一期一会の楽しみ方の方向性が自分と近いと感じて買った古着の紹介もとても楽しめた。自分の場合は古本や古着とCDにも一期一会で通じるものがあって、例えばCDではディスクユニオンの100円セールなどで知らない洋楽のバンドやアーティストをジャケ買いやレーベル買いをして未知との出会いをすることもある。古着も一期一会で後からその出自を調べてなるほどどこのブランドの何年頃のものかと知って自分の中で価値を高めていく楽しみがある。2016/05/28
くさてる
14
いわゆるオシャレで高価な古着でなく、世の中にたくさんあるリサイクルショップでひと山いくらで売られているような古着を紹介した一冊。古本の世界から古着の世界に興味が移ったいきさつが納得できて面白かったです。こう言う楽しみもありだなあ。様々な掘り出し物から「これはちょっと」と思うものまで、種類別に価格こみで掲載されているのがカタログのように面白いです。できればカラーで見たかった。2016/01/30
あのこ2nd
2
なんでカラーじゃないのよー!私もずっと古着大好きで、でもそれはビンテージとかじゃなくて、経済的困窮と体型の制限(貧乏とデブ)によるものから始まっておもしろTシャツやネタ服に及んだので、今作みたいにオシャレが基本となってないから、いや普通やん!と思ってしまった。カラーじゃないからさ。グラビアのカラー迷彩ジャケットいいのに、本編ではカラーじゃ!古着大好きだけど、モテないんだよな。古着が悪いんじゃなくて、ネタ服が悪いのかそもそも原因は別件か・・・。2016/06/25
misui
1
どんなブランドの服でも古着ならワンコイン程度で買えるという趣旨の本。買った古本を紹介する買書日記は昔からネットにあるがあれに近い(今ならインスタかな)。著者も古本書いから古着買いへとクラスチェンジしたそうで、ものの過剰さの中から選んで価値を見出すところが共通するのだろう。惜しむらくは服の写真がほぼモノクロな点。ショップデータは参考にさせてもらおう。2017/12/30
ジン
1
古着っておもしろい。古着のモノクロ写真に短いコラムがついただけのこの本がおもしろいもの。ほとんどがリサイクル古着屋で500円以下、似合う似合わない関係なく買う、無制限に買う、だから逆に一着一着の服そのものにストレートに向き合えてるみたいだ。古本を年間1000冊買う生活を十年以上送ってきた著者、いまは古着を年間1000着買う生活。このdig感がすてき。2016/07/24