1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
penguin-blue
30
店頭で表紙買い。北欧一長い北極圏トレイルと踏み跡なきスウェーデンのサーレク国立公園を自由気ままに一人旅。紀行文と言うより先輩や後輩の旅話を「はははバカだねえ~それからそれから」とかビール片手に聞いているような感じ(笑)自分でこういうトレッキングをする勇気も自信もないので(何せ恐ろしい方向音痴だし)、歩いた人の記録を文字で読んでつかの間それを味わった気持ちになるけれど、実際の北欧の大地の広がりや天候による恐怖、終わった後の達成感はやっぱり自分で踏破した者のみに許される宝なんだろう。2017/01/09
けんとまん1007
18
思わず、ラップランドへ行ってみたくなってしまう。と、どこかで似たような文体を・・と思ったら、椎名誠さんを思い出した。若かりし頃、結構、山歩きをしていたので、森山さんの気持ちが少しはわかる。中学生の頃だったか、友人と夜通し歩いたこともあって、その時の光景が甦っても来た。それにしても、ラップランドの3ケ国と日本の違いのなんと大きなことか。何かあった時、誰に責任を・・・というところが、基本的な違いなのだと思う。自分は、森山さんと同じスタンスなので、しっくりくるけどなあ~。2015/04/20
やっちゃん
15
ラップランド、尾瀬を木道なしで歩くようなものだろうか?ブルーベリーが美味しそうだけど蚊!この人愚痴も多いけど言いたいことは大体共感できる。日本でももっと自由に遊ばせて欲しい。ヒルバーグの赤いテントはカッコいいなあ。2021/08/27
Books1419+
12
アメリカやカナダのロングトレイルではなく、北欧のトレイルは知らなかった。しかし、現地の人達のスタイルは、決して今日本で売られている、高機能なウエアではなく、足元も長靴なのが良いねえ。2014/12/05
Tenouji
9
面白くて、一気に読破。著者のカラ元気な文章も軽快に、自分がどうなってしまうのか、という好奇心をたよりにグングン歩く。尻切れな感じもまた著者らしいが、浮き彫りにされるラップランドの懐の深さと、トレイルと楽しむ人々の心の深さ、だったりするのかな。2015/06/22