吉野朔実劇場 悪魔が本とやってくる

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  • サイズ A5判/ページ数 81p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784860112448
  • NDC分類 019
  • Cコード C0095

内容説明

いっしょに読む?悪魔が本を持ってくるのか、本が悪魔を連れてくるのか?

目次

読んでも読んでも消されていく?(記憶にございません;コラボレーション;ひとりカズオ・イシグロフェア;恐怖の食卓;イザ、再びの京都へ ほか)
対談「英国式」入江敦彦×吉野朔実
天才とロボットと偶然の秘密(天才は何を読んでいたのか;嘘語り;ロボット;何も語ってはならぬ;あの本を書いた人はこんな本を読んでいます ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

41
本に関するコミックエッセイ。悪魔がやってきたのは最初の数ページ。ただしこの悪魔とは、一緒に旨い酒が飲めそうな気がした。人に本を薦めるスタンスの捻くれ具合が何か他人とは思えないのよね。残りというかほとんどは作者の読書近況報告みたいな話だが、こちらはどうもいまいち乗りきれなかった。作品の内容に触れているのは一部だけで、作者の体験や近況報告が主となっているせいかな。淡々と進みすぎているせいでもあるかと思う。それでも紹介されているいくつかの作品カズオ・イシグロの諸作品や『ピダハン』等は読んでみたくなってしまった。2013/07/21

ぐうぐう

22
お母さん→犬→兄→神様と来て、今回は悪魔。読書エッセイには、レビューもの、お薦めもの、本にまつわるあるあるものと、切り口は多様だ。吉野朔実のこのシリーズは、そのどれとも違うし、どれもであると言える。アシモフの『コンプリート・ロボット』の回は、本のことには一切触れなくて、丸々ルンバの話だし、かと思えばユアグロー『真夜中のギャングたち』の回は、献辞についてあれこれ語ったのち、最後のひとコマでユアグローに戻るというアクロバティックな展開を見せる。にしても、どの語り口もセンスを感じさせるのはすごい。(つづく)2013/08/11

白玉あずき

19
本当に亡くなられたのだろうか。医学界新聞やら本の雑誌には、もう登場なさらないんだよね・・・どうしてか、ものすごく「失敗した!」気がするのはなんでだろう。ぼーっとしてないで、もっと追っかけすれば良かった。残された作品を読んで心が動くうちは、私にとってはまだ生きていらっしゃる事と同じ、と考える事にした。さて、「記憶にございません」。本に挟まれるレシート、ティッシュペーパー、不在通知・・・一緒だなあと苦笑い。読んでも読んでも消えてゆくことばたち。私も懲りずに読み続けますとも!2016/07/01

還暦院erk

17
久々の定価購入即読了。コミックエッセイとしては洗練されていて面白かったけれど、この巻は「その本をどう読んだか」的内容は少なめか。時々登場するコーギー君が良い味出してる。巻頭漫画で悪魔が「もしかして春樹?」と言ったオチで笑った(←カラーならではの企みをお楽しみにね)。吉野朔実劇場アンコール(単行本未掲載分)希望!2016/06/08

aoneko

16
本にまつわるエッセイマンガ。内容のゆるさに反してときどきドキっとすること言う。ロンドンにある図書館みたいな古本屋さんは行ってみたくなった。エピソードがたのしそう。2014/02/09

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