キムラ弁護士、小説と闘う

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860110925
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0095

内容説明

書評でもない、評論でもない。裁判記録を読むように小説を熟読玩味する、キムラ弁護士ならではの面白小説論。

目次

『1Q84』の弁護士的読み方
『悼む人』の弁護士的読み方
『告白』の弁護士的読み方
『ゴールデンスランバー』の弁護士的読み方
『ハリー・ポッターと賢者の石』の弁護士的読み方
『翳りゆく夏』『マッチメイク』の弁護士的読み方
『影武者徳川家康』の弁護士的読み方
『火の粉』の弁護士的読み方
『間宮兄弟』の弁護士的読み方
『肩ごしの恋人』の弁護士的読み方〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本ぺんぎん

5
なぜか「北村弁護士」(←好き)だと思い込んで、。。。で、1行読んで違和感感じて、そしたら「キムラ」って。。。。愛がない。敬意もない、思い入れもない。本をすきでもない人の感想を聞くとこんな感じなんだろうなー。という勉強になりました。2010/08/29

がんぞ

2
『1Q84』は並行世界SFとしては破綻していて、エンタメ部分に激しい性描写があるらしい、読まないで良くなった/『悼む人』人の死は大局的に見れば日常事、新聞記事で訪問するのは気持ち悪い/古典であるAクリスティーの『ABC…』などにツッコミを入れる。しかし予想できなかった結末は納得の行く真相で名作であるには違いない/現代日本舞台のミステリーの警察捜査描写に「そんな甘いものではない」とツッコミを入れる事例多い。「捕まらないから大丈夫」と言われ闇バイトで殺人する若者は、強盗で本気の捜査が行われないと思うのだろうか2025/01/13

Hiro

1
前作に続いて、世に出回る昨今の小説群について弁護士の著者の目から見て法的に、また手続き的に不自然さはないか、話に無理はないかをチェックする読書エッセイを読む。1Q84から刑事コロンボまで多彩な小説が並ぶ。私にとっては一部を除けば未読の、著者名さえ知らないものばかりなので、もっぱら今後の読書の参考のため、著者が瑕疵がないと書いている作品をリストアップすることになった。しかしもう少し古典的な名作を多く取り上げて楽しい揚げ足取りをしてほしかった。敬して遠ざけられる古典を親しく感じさせるためにも。2022/12/03

kaizen@名古屋de朝活読書会

1
いろいろ、法律に関連して為になる。 しかし、小説に対する敬意が表されていないような気がするのは、気のせいだろうか。 スタイルズ、アクロイド、ABC、予告殺人 筋に対する批判はそのとおりかもしれない。 しかし、完全な人間を描写することがアガサの目的ではない。 年に1度も殺人事件を担当したことがない警察官がいたら、妥当な処理ができるとは限らない。 そこをつっこんでもしょうがないような気がする。2010/05/07

ナイタロー

0
【弁護士的な目線で小説を読むとこういう評価になる】という凄く変わった1冊。小説に対してかなり客観的な目線でバサバサと切り捨てる感じなので、小説が好きな自分からすると『そこまで言わなくても…』と思ってしまう事もしばしば。2016/10/06

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