感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本木英朗
13
日本の現代古本家（？）のひとりである、kashiba＠猟奇の鉄人が書いた文章を本にしたものである。俺は2004年に一度、読んでいた。〈古本者〉が、結婚を機に〈元古本者〉へ。買うに買えないけど、それでも買ってる甘美な哀愁の日々を綴る日記＆読書にはなんの関係もないし、ごく一部の人以外には知っても絶対に自慢にならないことうけあいの、ミステリ本周辺雑記集大成！という話である。ところどころで俺も出てくる話もあって、それがよかったです。またいつか3回目に挑戦かな、ウフフ！！2025/03/16
Susumu Kobayashi
6
だいたいリアルタイムで読んでいたけど、こうしてまとまると壮観。やっぱり本になっているというのはいい。「血風堂奇譚」、「瑣末の研究」など、よくもまあとあらためて感心してしまう。巻末のベスト本から性懲りもなく注文してしまう。もはや日本語の本は読まなくなっているというのに。それにしても、作者の才能には感心してしまう。彼の力を借りれば「ミルトン氏のギフト」はもっと面白くなったと思う。2024/06/18
timeturner
4
1999～2004年に書かれたものをまとめてあるので取り上げられている書籍が古いといえばそうなのだけれど、古本好きな人、クラシックミステリー好きにはむしろ好都合。愉快な語りに大笑いしながら「鉄人」の知識に触れることができた。道楽三昧のホームページを作り、アクセス数に一喜一憂し、ニフティのフォーラムで同好の士とめぐりあってさらに沼にはまる――ジャンルは違えど、かつての自分を見ているようでいたたまれない気持ちになったりもした。2024/06/15
shushu
1
よくこれだけ買って、読んで覚えてられるのー！全然止められていないようですがｗ。百貨店の古書店の記述が後半に見られないのは、時の流れでしょうか。 2015/09/12
arnie ozawa
1
古本をめぐるマニアの生態もさることながら、懐かしい20世紀末から21世紀初頭の個人ホームページの世界を垣間見ることができ楽しい。2015/01/24
