内容説明
ギリシア文明の影響のもとに、古代イタリアに栄え、ローマ文明の基礎をつくったその独自性と美の秘密を、歴史と文化の面から解き明かす。特別寄稿ジルダ・バルトローニ教授(ローマ大学)による最新の発掘事情。
目次
第1章 歴史(なぞの民族;村落から都市国家へ;発展期:その歴史的背景;ギリシアの風習の取り込み ほか)
第2章 文化と芸術(古代イタリアの風習;オリエント(東方)との交易
支配階級と豪奢な装飾品
エトルリアの陶芸 ほか)
別章 遺跡(最新の発掘状況と調査結果(ジルダ・バルトローニ))
著者等紹介
ラッチェ,アネッテ[Rathje,Annette]
コペンハーゲン大学教授。コペンハーゲン大学にて古代ギリシア・古代ローマ考古学専攻。1972年P.J.リイス教授の下で学位取得。ローマで研究後、ヴィッラ・ジュリア・エトルリア博物館勤務。1978年から1984年までローマ・デンマークアカデミー副所長。1986年より現職。ギリシャ、ローマ、エトルリア考古学を講義。エトルリア遺跡、ラツィオ地方の遺跡の発掘を続ける
バルトローニ,ジルダ[Bartoloni,Gilda]
ローマ大学教授(エトルリア・古イタリア学部)。1967年ローマ大学にてマッシモ・パロッティーノ教授の下で学位取得、レッチェ、シエナ大学教授歴任。専門はエトルリア初期文化。主な著書に『ヴィッラノーヴァ文化 エトルリア初期文化』、『フィレンツェ考古学博物館ポッジオ・ブーコの墓』他がある。「エトルリアの首長展」(ボローニャ、2000年10月~2001年4月)の企画とカタログ監修のほか、エトルリア展の企画とカタログを多数監修
大森寿美子[オオモリスミコ]
1958年神戸薬科大学卒。ドイツ、ゲッチンゲンのマックスプランク生化学研究所留学。デューセルドルフ積水化学GmbH勤務後、バイエル薬品入社。定年退職後、’98年よりローマ大学サピエンツァ、エトルリア学講義を聴講中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マーブル
わたる
かわのふゆき