内容説明
核放射線技術の負の影響である災害問題の科学を徹底的に研究してきた著者が、放射線防護学、放射線衛生学の専門家として、福島第一原子力発電所の放射線影響の全貌の解明に取り組んだ過程と結果の全て。
目次
第1章 福島緊急時の個人線量
第2章 3.11―あの日から
第3章 4月―東日本緊急放射線衛生調査
第4章 県民国民の心配に応える震災元年の取り組み
第5章 復活の牧場―2年目以降の福島20km圏内
第6章 福島と世界の比較―線量・線量率と災害規模
第7章 安全技術が進化する原発と福島20km圏内の復興策
著者等紹介
高田純[タカダジュン]
札幌医科大学教授、理学博士。大学院医学研究科放射線防護学、医療人育成センター物理学教室。放射線防護情報センターを主宰。(http://rpic.jp)放射線防護医療研究会代表世話人。日本シルクロード科学倶楽部会長。弘前大学理学部物理学科卒。広島大学大学院理学研究科(核実験)博士課程前期修了、同課程後期中退。鐘淵化学工業中央研究所、シカゴ大学ジェームス・フランク研究所、京都大学化学研究所、イオン工学研究所、広島大学原爆放射線医科学研究所、京都大学原子炉実験所を経て、2004年より、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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