内容説明
本書は、司法書士試験の受験用基本書である。併せて、全国の若い同職が裁判事務に取組むための概説書としても利用して頂けるよう配慮した。叙述方針としては、判例・通説の立場で、簡潔・明瞭かつ平易な表現をもって、受験および実務に必要な基礎知識を提供することに心がけた。したがって、制度の沿革等、受験や実務に関わりの薄いことがらは大胆にカットする一方、結論に至る理由付け等読者の関心の強い部分については記述を充実させた。第4版では、第3版の刊行後、民法、民事法律扶助法その他の関係法令が改正されたので、関係する部分の記述をそれに合わせて改めた。平成13年1月1日から訴状等の裁判書類の様式が変わったので、それらの見本や図表をより充実させた。
目次
序論
第1章 訴訟の主体
第2章 訴訟の開始
第3章 訴訟の審理
第4章 訴訟の終了
第5章 複雑な訴訟形態
第6章 上訴、再審
第7章 特別な訴訟手続
著者等紹介
小山弘[コヤマヒロシ]
昭和48年3月鹿児島県立鹿屋高等学校卒業。52年3月明治大学法学部卒業。55年3月同法学研究科博士前期課程修了(民事訴訟法)。平成元年10月司法書士登録。3年6月~7年5月東京司法書士会裁判事務学校運営室員、4年6月~8年5月東京司法書士会訴訟研究委員会委員。7年3月~9年2月早稲田大学法職課程講師(司法書士講座)。7年6月~10年5月東京司法書士会総合研修所副所長。13年7月~法律扶助協会東京都支部審査委員
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