内容説明
本書は、司法書士試験の受験用基本書である。併せて、全国の若い同職が裁判事務に取り組むための概説書としても利用して頂けるよう配慮した。叙述方針としては、判例・先例・通説の立場で、簡潔・明瞭かつ平易な表現をもって、受験および実務に必要な基礎知識を提供することに心がけた。したがって、制度の沿革等、受験や実務に関わりの薄いことがらは大胆にカットする一方、結論に至る理由付け等読者の関心の強い部分については記述を充実させた。第3版では、図表等をより充実させた。とりわけ、登記請求権保全のための仮処分についての登記の記載例は、ほぼ全面的に書き改めた。第2版の刊行後、民法、民事再生法その他の関係法令が改正・立法されたので、関係する部分の記述をそれに合わせて改め、また重要判例を盛り込んだ。
目次
民事執行法(序説;強制執行;不動産執行;準不動産執行;動産執行;債権執行;非金銭執行;担保権の実行、形式的競売)
民事保全法(総説;保全命令に関する手続;保全執行に関する手続)
著者等紹介
小山弘[コヤマヒロシ]
昭和48年3月鹿児島県立鹿屋高等学校卒業。52年3月明治大学法学部卒業。55年3月同法学研究科博士前期課程修了(民事訴訟法)。平成元年10月司法書士登録。3年6月~7年5月東京司法書士会裁判事務学校運営室員。4年6月~8年5月東京司法書士会訴訟研究委員会委員。7年3月~9年2月早稲田大学法職課程講師(司法書士講座)。7年6月~10年5月東京司法書士会総合研修所副所長。13年7月~法律扶助協会東京都支部審査委員
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