習近平の敗北―紅い帝国・中国の危機

個数:
電子版価格
¥1,540
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

習近平の敗北―紅い帝国・中国の危機

  • 福島 香織【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • ワニブックス(2019/06発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 30pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 11時02分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784847098154
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0031

出版社内容情報

◆最後に9のつく年は必乱の年。必ず乱や厄災が起きる。

1919年五四運動、1949年中華人民共和国建国、1959年チベット動乱、1969年中ソ国境紛争、1979年は中越戦争、1989年6月4日天安門事件、1999年は法輪功弾圧、2009年ウイグル騒乱、そして2019年……。

◆政変、動乱、分裂、台湾有事、食糧・エネルギー危機、バブル崩壊、米中衝突、人口問題…中国を襲う9の厄災

◎今世紀最悪ともいえるウイグル弾圧
◎節目をむかえるチベット       
◎宗教の中国化政策という異常
◎中国がしでかした4つの経済失策
◎シロアリにむしばまれた大木
◎豚でも皇帝になれる共産党体制
◎軍事クーデターの可能性も

■静かな全人代にみる〝習近平の敗北”
・民主化よりも毛沢東的手法を選んだ習近平
・米中対立の本質
・少子高齢化が中国をむしばむ
・ AI顔認識監視カメラによる支配は「1984」の世界
・各地で起こり始めた〝農民の反乱?
・鄧小平システムの破壊者
退役軍人デモ
・嫌われ習近平に漂う政変のにおい
・中国の本当のGDP成長率は1・67%、もしくはマイナス成長
・原発事故はいつか中国でおきる
・一帯一路戦略は成功するのか


■日本は中国とどう向き合うか!

この厄災の降りかかる大国・中国のすぐそばに存在する日本には、どのような覚悟や対策が必要でしょうか。日本がこの〝中国発〟の乱や厄災に巻き込まれないようにする方法はあるのでしょうか。あるいは乱や厄災を事前に防止したり、縮小したりすることはできるのでしょうか。
そもそも、日本人は中国がこうしたリスクに直面しているということを知っているのでしょうか。おそらく、日本人の中国に対する見立てにはかなり格差があると思います。中国は今後、ITやAIで米国をしのぐ市場で製造国となるので、日本にとって大きなビジネスチャンスと信じて疑わない人もいれば、中国は大嫌いなので、経済クラッシュが起きようが動乱が起きようが「ざまあみろ」としか思わない人もいると思います。というより一切関心がないという人が一番多いのではないでしょうか。
本書では、こうした中国に対する認識のギャップを埋めるために、その脅威も、リスクもできるだけ客観的な材料や中国人の書いた記事、論文を参考に紹介していきたいと思います。そして私たちは中国とどう向き合えば自分たちの国や企業や社会や身の安全を守ることができるのかを一緒に考えていただきたいのです。
 
(まえがきより)

内容説明

無能でも皇帝になれる共産党体制、すさまじい牢獄国家で暮らすということ、日本は中国とどう向き合うべきか!―政変、動乱、分裂…中国を襲う9の厄災。

目次

第1章 中国のミンスキーモーメントに備えよ
第2章 嫌われ習近平に漂う政変のにおい
第3章 動乱の予感
第4章 宗教と異民族が引き起こす分裂
第5章 台湾有事と香港スキャンダル
第6章 軍靴の足音
第7章 人口問題と原発と食糧危機
第8章 米中文明の衝突
第9章 日本の立ち位置を考える

著者等紹介

福島香織[フクシマカオリ]
ジャーナリスト、中国ウォッチャー、文筆家。1967年、奈良市生まれ。大阪大学文学部卒業後、1991年、産経新聞社に入社。上海復旦大学に業務留学後、香港支局長、中国総局(北京)駐在記者、政治部記者などを経て2009年に退社。以降はフリージャーナリストとして月刊誌、週刊誌に寄稿。ラジオ、テレビでのコメンテーターも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yyrn

17
前に読んだ『まだまだ日本が中国で儲けられる9つの理由』は中国14億人の旺盛な購買力をベースに中国での経済発展の可能性や良い面を積極的に評価していたのに対して、この本は中国共産党の暗部をあぶりだし、様々な不安やマイナス要素をこれでもかというほど拾い上げて、中国は危ないと警鐘を鳴らしている本。エコノミストと、片や為政者が世間に隠そうとする不都合を暴くことに生きがいをみつける?ジャーナリストとの違いか。「一帯一路」を長期的展望を持った優れた経済戦略とみるか、札束で途上国の頬を張るヤクザの所業とみるか。2019/09/22

templecity

11
土地バブル、少子化、宗教問題、政権争い、米中抗争など不安の種は尽きない中国。そのような中、日本としてどう考えるか重要。周辺国との領土問題でも日本に攻め入る可能性が一番低いと著者は言う。軍事力が精鋭であり米国の後ろ盾もあるのが理由。ただ現行憲法が障壁で大規模にせめいったりしないだろうという舐め切ったところはある。各国で新規建設が控えめになっている中、原発を大量に建設している。そして安全を一番犠牲にしている。チェルノブイリもきっかけでソ連が崩壊したように、原発事故で中国もそうなる可能性を指摘してる。(続き) 2020/03/04

田中峰和

5
元々、西側先進国から嫌われていた中国だが、コロナの感染源として世界中をパンデミックに陥れた結果は孤立を加速した。宗教と異民族の弾圧もコロナ騒動でかすんでしまいそうだが、ウイグル族への同化政策はかつてのナチス並みに酷い。チベットとウイグル族のイスラム教徒問題はまさに宗教弾圧だ。貧困少数民族救済という建前で、ウイグル家庭に新年の訪問にきた漢族役人の仕打ちに驚く。善意を装って、ウイグル人に豚肉を食べろと強要し、拒否すると、脱過激化条例に違反したと再教育施設に強制収容する。コロナによって世界の監視の目は緩む。2020/11/16

ランラン

5
米国の国力が衰退する中で中国が台頭。弱腰のオバマ政権と違いトランプ政権は中国に牙を剥ける。対立のきっかけは2017年習近平の任期無期限にした憲法改正、「中華民族の偉大なる復興」と公然と示したことによる。一帯一路対インド太平洋構想、貿易戦争、5G覇権争い、技術を盗まれたとする米国が中国台頭阻止に動く。華為潰しは中国製造2025潰しでもある。その中で日本が100年先を睨んで今の内から考えておく必要があると著者は語る。戦略によっては軍事力強化も必要。もう日米同盟に乗っかる黄金時代に甘えることはできない。2019/10/12

ManCheeFMW

4
このタイミングで読んで本当によかった。香港の中からだとなかなか見えてこない中央の事情、特に習近平まわりの傾向。彼が暗愚なのに周囲の政争の棚ボタで今のポストに付いてからの諸悲劇、香港もしっかり巻き込まれている。何故こんなに長引いているのに収束も見せず、何事も遅々としてして進まないのにどんどん陰湿な武力行使だけがエスカレートするのかも、香港側の事情と合わせると非常に合点が行くことばかり。原因は分かっているのに優秀なブレーンやそれを牽引できるリーダーや機関がない、というのがこれまた悲劇だ。2019/10/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13891845
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。