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内容説明
喜劇を愛し、喜劇に愛された時代の寵児が魅せる脱力的でユーモラスな“由利イズム”ここにあり!いいとも仕掛け人の著者が贈る、昭和から平成にかけて活躍した“由利徹”の一代記。
目次
辺境の時代
混乱の時代
脱線の時代
花形の時代
脇役の時代
由利徹の時代
平静の時代
著者等紹介
〓平哲郎[タカヒラテツオ]
1947年生まれ。演出家・作家・編集者。広告代理店、雑誌「宝島」編集部を経て独立。ステージ・ショーや芝居の演出、テレビ番組の構成、レコード・プロデュース、インタビュー、翻訳、エッセイ、書籍や雑誌の編集など多彩な仕事を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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gtn
24
由利徹への聞き書き。最後まで役者馬鹿だった。シリアスに転換する気など微塵もなかった。存外長生きしたため、同じ脱線トリオの八波むと志、南利明、芸人仲間の千葉信男、堺俊二、佐山俊二、そして自分を愛してくれる弟子たこ八郎を見送ることになってしまった。勲章は要らない、くれるならもらうけど。歌手芝居で演じる自分の持ちギャグに、主演歌手がクレームを付けていると人づてに聞き悶々とする。そんな庶民感覚、否、庶民そのものであったからこそ、愛され、尊敬された。2022/03/13
さんつきくん
4
オシャ・マンベ!石巻が産んだスーパースター、昭和を彩った喜劇俳優・由利徹のエピソードを記した伝記。お調子者のこの喜劇役者は誰からも愛された。高倉健、赤塚不二夫ら豪華有名人の名前もあった。石巻から東京へ出て、ムーラン・ルージュの俳優に。戦争で中国に出征。戦後、TV放送が始まった時期に脱線トリオで大ブレイク!舞台や映画に引っ張りだこ。私は由利徹の世代ではないが、あの裁縫のパントマイムはすごいなと思いながらみてました。しかし、同じ喜劇役者の死に直面する辛い一面も味わい、涙を流すときもあった。2021/01/28