内容説明
えっ!まさか!?こんなドタバタが…みずから起業し上場を成し得た著者だからこそ描けるITベンチャーの本当の姿。雌雄を決する競合との戦い、人材を引き抜き、M&A、IPO、スキャンダル攻撃…知っているようで知らない業界の内幕を活写した傑作痛快長編。
著者等紹介
鎌田和彦[カマタカズヒコ]
アート・クラフト・サイエンス株式会社代表取締役会長。1965年11月8日神奈川県生まれ。1984年都立小山台高等学校卒業。1988年慶應義塾大学文学部卒業、株式会社リクルートコスモス(現・株式会社コスモスイニシア)に入社。1989年宇野康秀、島田亨、前田徹也とともに株式会社インテリジェンスを設立(設立当時は取締役、その後常務、さらに副社長)。1999年代表取締役社長に就任。2000年JASDAQに株式上場。2008年には社団法人日本人材派遣協会会長に就任するなど人材業界の発展にも大きく寄与した。株式会社インテリジェンス代表取締役社長を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アメフトファン
28
ベンチャー企業の内幕を知る、新入社員の奮闘ぶりを見たい、普通の恋愛ものを読みたい。こういったニーズを全て満たす良書だと思います。ミステリーの要素もあり面白かったので一気に読んでしまいました。とても実際の経営者が書いたとは思えないほど文書も上手かったです。2013/11/07
らむり
27
女性登場人物のキャラ設定は良かったけれど、やたらサッカーに例えるのはウザかった。。2013/06/11
ふろんた2.0
22
稀に見る残念本。IT企業ってこういうノリなのか?学生の会社員ごっこみたいな。内容も人物描写、ビジネスの部分以前に、やたら人名、製品名の固有名詞出すから、出版から数年経って読むと陳腐化してるぞ。サッカー選手の比喩の話で言うと、川島や本田はともかく権田までついてこれる人は少ないと思うし。しかし、この本のamazonのレビューを見ると、社長の道楽に付き合わされた社員と取引先のおべっかにしか見えない…。前述のやたら固有名詞が多かったり、どうでもいいとこに細かいのも取引先に対するお礼として書いたように見えてくる。2016/04/01
luther0801
20
ビジネスエンタメ小説というより、ビジネスコメディといった種類の小説。眠れない夜に読むのにちょうどいいような、ライトな話だった。元インテリジェンス社長の鎌田和彦氏著とのことだが、リアリティは有るのかなー(多分ない)、と思いながら読みました。今となっては、なんでこの本を手に取ったかはわからなくなってしまった。2016/03/08
nekozuki
17
ITベンチャーの綺麗なところではなく、むしろ泥臭い部分に焦点を当てた小説(とは言え基本的に楽観的なストーリーではある)なので、こういった業界の実体的な部分が垣間見えて面白い。ベンチャーには独特の生態系のようなものが築かれていると思うし、彼らの論理を外部の人間はよく理解しておくべきだとも思う。2017/07/09