内容説明
カンタンな方法を実践するだけで対人トラブルや悩みは激減。20年間、自ら苦しみ抜いた精神科医だからわかった誰とでも気持ちの良い関係をつくる方法!
目次
第1章 「人間関係がうまくいかない」代表例―精神科医の僕もそうでした(人付き合い、友だち付き合いが苦手;段取りが悪く計画的な実行ができない ほか)
第2章 自分の「人間関係がうまくいかない」を治した精神科医の方法(“人間関係がうまくいかない人”を楽にする3大ポイント;「メタ認知能力」を高めて自分を制御する ほか)
第3章 「人間関係がうまくいかない人」への対処法―もしも周りに生きづらい人がいたら(「人間関係がうまくいかない」のはこんな人;「人間関係がうまくいかない」人への対処法 ほか)
第4章 「生きづらさ」は最強の武器になる(「生きづらさ」を抱える人たちが世界を変えてきた;こうして生きていけばうまくいく)
付録 その「生きづらさ」、誤診されていませんか?(自閉症スペクトラム障がいの診断は簡単ではない;「心の痛み」を放置してはいけない ほか)
著者等紹介
西脇俊二[ニシワキシュンジ]
精神科医。弘前大学医学部卒業後、国立国際医療研究センター精神科に勤務。その後、国立秩父学園で自閉症の療育に携わり、2009年に東京・目黒のハタイクリニックの院長に就任。テレビドラマの医療監修やメディア出演など、幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
海座曽瀬
4
書名からすると一般的な人間関係の悩みの対処法の本である様に思えるのですが、これは主に発達障害のしかもアスペルガーの人の処世術の本であり、そこに注意が必要かもしれません。なので、アスペルガーやその傾向を持った人であればピンポイントで「こういう本が欲しかった!」となるのではないかと思いますが、そうでない人にはあまり役に立たない可能性があります。ですが、糖分を控えるなどの食事の面からコミュニケーションを考える本というのは他にない様に思うので、違った角度からコミュニケーションの悩みを考えることは出来ると思います。2018/08/16
大塚みなみ
3
アスペルガーを克服した精神科医の著書ということで期待して読んだが、期待外れだった。西脇氏はある時期に自身もアスペルガーだと気づいたと言うが、それについて氏が悩んだ形跡がまったく見られない。書名を見て、同じ苦しみを抱えた専門家の話を聞いて共感できるのでは、という印象を受けたのだが、そういう内容ではなかった。読書もコミュニケーション手段の一つだが、この本では著者と上手くコミュニケーションできなかった。本書には「人に期待するのはやめましょう」と書かれている。まさに。西脇先生に期待した私が間違いだった。2020/10/24




