ガレキ―『ガレキ』とは本当に汚れたものなのか?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784847090967
  • NDC分類 518.52
  • Cコード C0078

出版社内容情報

『ガレキ』とは本当に汚れたものなのか? 震災瓦礫と今なお対峙する被災者、葛藤する行政、広域処理に反対する市民、受け入れ表明をしたの各市町村の首長たちの“心の声”がここにある! 直接取材を通じてあらためて「日本人の絆」を問う魂のルポタージュ!                                            阿部孝夫 川崎市長/上田勉 東松島市議/熊谷俊人 千葉市長/佐藤正久 参議院議員/須田善明 女川町長/立谷秀清 相馬市長/戸羽太 陸前高田市長/村井嘉浩 宮城県知事 ほか

内容説明

東日本大震災で発生したガレキの受け入れを通じて、あらためて“絆”を問う魂のルポルタージュ。

目次

始まりの言葉
村井嘉浩・宮城県知事
戸羽太・陸前高田市長
須田善明・女川町長
上田勉・東松島市議会議員
立谷秀清・相馬市長
在日外国人・マイルズ・モラレス氏(仮名・米国籍)
元東松島市臨時職員・橋中隆正氏(仮名)
元原発作業員・柴田尚樹氏(仮名)
反対派市民・中村真紀氏(仮名)
産業廃棄物処理業者・坂田民夫氏(仮名)
阿部孝夫・川崎市長
佐藤正久・参議院議員

著者等紹介

丸山佑介[マルヤマユウスケ]
ジャーナリスト、ノンフィクション作家。1977年宮城県仙台市生まれ。考古学を専攻し國學院大學大学院修了後、日雇いや派遣労働などを経てビジネス書出版社に勤務。その後、フリージャーナリストとなる。裏社会の要人や犯罪者へのインタビュー、国内外の危険地帯への潜入取材を得意とし、これまで週刊SPA!、週刊現代、FLASH、週刊アサヒ芸能、日刊サイゾーなどの各媒体で北九州連続企業テロ事件、東日本大震災の火力発電所原油流出事故、避難所の性問題、福島原発5km圏内の被災動物などのルポを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほっそ

9
石巻市民です。被災地以外の方は、関心ないだろうなあ。地元にいても、こういうロングインタビューって、接する場面ないので、うれしく思いました。2012/09/10

チョモ

5
2011年3月11日、東日本大震災。住居をはじめとした人々の生活の礎は、悉く瓦礫となった。発生した瓦礫(本書では"ガレキ"と表記)の処理に関して、賛成派・反対派それぞれの人々や首長へのインタビューを纏めたルポタージュ。震災からもうじき二年が経過しようとしている現在、自分の記憶も風化しない様にと手に取った一冊です。政治家の話だけでは無く、一般の人々の言にも章を費やしており、改めて考えさせられる内容でした。"絆"を連呼する文調には賛否両論あるかもしれないけれども、決して忘れてはならない事もある。それは確か。2013/02/11

あさこ

1
ガレキが今どうなっているのか知りたくて読んだ。まだまだ積まれてはいるけれど焼却場の建設も始まり徐々に片付く未来が描かれているのだなと思った(福島の一部を除いてだが)。処理はコストと効率、安全面に重点を置くべきと思う。感情論ではなく。それでもガレキはもともと大事な財産であったことを考えると切ない。著者の絆に関する質問が恣意的に感じた。質問の形だが個人的意見になっている。2012/12/09

rimi_o

0
読了。震災で生じた「ガレキ」と化した「もの」。それらを復興の足枷とならないようにどのように処理していくのか模索しているなかで、様々な困難に阻まれる。「瓦礫」が「ガレキ」になってしまったことは深い悲しみを生み、行政の責任と義務に対する姿勢とそれらの履行を問われることになった。そして、「無いもの」を「本当に無い」のだと説明し、「安全」と「安心」 を他者に届けることは本当に難しいことだと如実に物語る。ガレキについた「ケガレ」は本当はどこから来たものなんだろう。2014/08/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5380808
  • ご注意事項