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出版社内容情報
今すぐ手を打たなければ
市民の命も、自衛官自身の命も守れない!!
陸上自衛隊で、普通科・衛生科両職種の研究を続けた筆者だからこそ
今すぐ強く訴えたいことがある
台湾・朝鮮半島有事、国内の凶悪事件、テロ、さらにあいつぐ自然災害。
内外からの危機が現実になったとき、人々の命を守るのが「緊急事態対処医療」である。
自衛隊は民間とも連携しつつ、常にその最前線に立たなければならない。
地下鉄サリン事件、東日本大震災などの事件・災害現場や、新型コロナウィルスのワクチン接種などで
一般の市民は、彼らの活動をメディアでも目にしているだろう。
「災害時にたよりになる」と市民に評価されることは多くなったものの、自衛隊医療の「実態」は楽観できるものではない。
人員不足、予算不足に加え、複雑過ぎる組織、実態に合わない携行品、
市民の「有事」に対する危機感の薄さ、備えの貧弱さは今すぐ解決すべき課題を冷静に分析し、
あるべき姿を提言する。
内容説明
深刻な人員不足。乏しい予算。複雑すぎる体制。貧弱な救急キット。「戦傷医学」への戦術欠如。今すぐ対処しなくては、市民の命も、自衛官の命も守れない!自衛隊普通科・衛生科の両種職で研究を続けた筆者による問題提起。
目次
第1章 自衛隊医療の限界を露呈した「コロナワクチン大規模接種」
第2章 ないがしろにされる自衛隊員の命
第3章 核ミサイルが着弾した時、何できるのか
第4章 日本は「銃撃」「テロ」「災害」に対処できるのか
第5章 「市民救護」があなたを救う
終章 世界に貢献できる日本の医療技術
著者等紹介
照井資規[テルイモトキ]
軍事・有事医療ジャーナリスト。1973年、愛知県出身。元陸上自衛隊幹部(衛生官)。陸自富士学校と衛生学校の2職種で研究員を務めた唯一の幹部自衛官。報道番組制作を経て2等陸士で自衛隊に入隊。陸曹までは普通科対戦車戦闘が専門。幹部になる際に衛生科に職種変換。在職中は戦闘と衛生支援の両方の視点から記事を執筆し陸自機関誌「FUJI」にて多くの表彰を受ける。2015年に退官後は、愛知医科大学(災害医学・医療安全)や琉球大学医学部(救急医学)にて非常勤講師。発破技士を取得し医療従事者に銃創・爆傷などの事態対処医療・CBRNeなどの特殊災害医療について教育。MOT (技術経営修士)を修学後は自衛官の就職援護教育にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。