出版社内容情報
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2021年5月に逝去した藤田博士が自ら振り返る、涙と爆笑の研究人生
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著者は、腸内細菌研究・感染症・免疫学の第一人者として、その生涯を全うしました。
博士が亡くなる直前、80歳の節目として自ら波乱の研究人生を振り返った名エッセイ
寄生虫が感染症予防に役立っていることを証明するため
自らの腸内でサナダムシを「飼育」し、名前までつけて育てた
愛すべき「変人先生」の、破天荒人生と、最後に残した人生訓と名言
内容紹介)
人も寄生虫も、どこかで誰かの役に立っている
「ボットン便所」と「オツリ」と「肥溜め」と
大昔から共生関係にある寄生虫や細菌はコワくない
微生物がウヨウヨいる川はきれいで、雑菌のいない場所はキタナイ
バカだからこそできる研究はたくさんある
ツナ缶1つで原始的生活に秩序は壊れてしまう
外でたくさん遊び回った子ほど心も免疫力もたくましくなる
人も寄生虫も「地球のパラサイト」にすぎない
私たちの免疫力は土の中の細菌によって高められている
人を見て、心を見るのが医者だ
(本文本文)
内容説明
藤田先生、ありがとう!生前書き残した最後の名エッセイ。カイチュウ博士、涙と爆笑の一代記!
目次
第1章 「変わり者」を生きる勇気(真の「安定」とは変化し続ける時の流れにある;人も寄生虫も、どこかで誰かの役に立っている ほか)
第2章 「寄生虫博士」の人生はトンデモなく奇想天外(微生物がウヨウヨいる川はキレイで、雑菌のいない場所はキタナイ;みんな違って当たり前。それがわかっていてこそ、人は尊重しあえる ほか)
第3章 苦しいときほど「下」を向いて生きればいい(どん底に突き落とされたとき救ってくれたのは、人の優しさだった;生きる原点は「下」にある。つらいときほど「下」を見ればいい ほか)
第4章 「健康」がアブナイ(「健康とは何か」。今、改めて問い直してほしい;人も寄生虫も「地球のパラサイト(寄生生物)」にすぎない ほか)
著者等紹介
藤田紘一郎[フジタコウイチロウ]
1939年旧満州生まれ。東京医科歯科大学卒業。東京大学医学系大学院修了、医学博士。テキサス大学留学後、金沢医科大学教授、長崎大学教授、東京医科歯科大学教授を経て、東京医科歯科大学名誉教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。1983年寄生虫体内のアレルゲン発見で小泉賞を受賞。2000年ヒトATLウイルス伝染経路などの研究で日本文化振興会・社会文化功労賞、国際文化栄誉賞を受賞。2021年誤嚥性肺炎のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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香菜子(かなこ・Kanako)
朔麻
ピンクのヤドン@どわすれ
そう