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出版社内容情報
「同乗者は誰も死なせない」かの大戦中に操縦桿を握った男は今、“飛行機の神様”と呼ばれ、今日も大空を舞っていた――。
世界最高齢と「ギネス認定」された95歳の現役パイロット・高橋淳氏。飛行時間は2万5000時間を超え、周囲からは「飛行機の神様」と崇められている。
飛行機に魅せられ、少年の頃からパイロットになるのが夢だった。青年時代を迎えると、日本は第二次世界大戦に突入し、高橋氏も予科練から海軍の大型爆撃機操縦士として南方を転戦し、敗戦近くの沖縄戦で特攻隊に編入されたときには“最期”を覚悟したという。しかし出撃中、心に誓っていたのは「同乗者は誰も死なせない」という覚悟だった。
幸運にも生きて戦後を迎えると、小型機とグライダーの世界に没入し、類まれなる飛行技術を生かしてフリーパイロットなどとして活躍。また、組織のまとめ役、指導者としても慕われ、社団法人日本飛行連盟名誉会長を務めつつ、大空を縦横無尽に飛び回る日々を60年以上送っている。そんな高橋氏だが、95歳を超えた現在でも華麗な飛行テクニックは健在。週に1度は大空を舞っている。果たして、第一線で活躍し続ける大ベテランは、空から何を学んだのか? どんな困難にも負けず、自分らしく生きていくためのヒントを語ってもらう1冊。
内容説明
世界最高齢と「ギネス認定」された95歳の現役パイロット・高橋淳氏。大戦中は機銃掃射の嵐をかいくぐり、戦後は小型機のパイロット、飛行訓練の教官として活躍した。飛行時間は2万5000時間を超え、周囲からは「飛行機の神様」と崇められている。現在でも週に1度は空を舞い、華麗な飛行テクニックはもちろん健在だ。「老い」をまったく感じさせない空の大ベテランは、果たして空から何を学んだのか?人生や老いに不安を感じるすべての人に送る、自分らしく生きていくためのヒント。
目次
第1章 飛行機乗りとしての歴史(模型飛行機に夢中だった少年期;予科練に入ったら戦争が勃発! ほか)
第2章 95歳の今も現役でいられる極意(胸を張って歩こう!;食事は腹八分目、睡眠は8時間 ほか)
第3章 幸福になるための取捨選択(すべてを脳に刻み込む!;パソコンを使うと五感が鈍る ほか)
第4章 空から学んだ生きるヒント(判断力と決断力は場数で磨かれる;機上でも日常でも視野を広く持とう! ほか)
第5章 これから先の人生について(日本人だから畳の上で死にたい;入れ歯だけはいいものを使おう ほか)
著者等紹介
高橋淳[タカハシジュン]
大正11年(1922年)10月8日、東京都生まれ。予科練を経て、昭和16年(1941年)、甲種飛行予科練習生として海軍に入隊。太平洋戦争には一式陸上攻撃機のパイロットとして従軍した。戦後は小型機とグライダーのパイロット・教官として活躍し、現在に至る。社団法人日本飛行連盟名誉会長、赤十字飛行隊隊長。事業用パイロット世界最高齢ギネスワールドレコードを更新中。国際航空連盟のポール・ティサンディエ賞、国土交通大臣賞、厚生労働大臣賞など、数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。