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出版社内容情報
文化遺産取材のベテランNHK記者が、世界遺産登録で話題の“明治日本の産業革命遺産”について誰もが知りたかったことをやさしく解説。軍艦島上陸・取材体験記も必読。
内容説明
文化遺産取材のベテランNHK記者が、話題の“明治日本の産業革命遺産”について、世界遺産としての価値や登録までの道のり、23の構成資産の概要、時代別の分類、今後の課題まで、誰もが知りたかったことをやさしく解説。軍艦島上陸・取材体験記も必読。
目次
第1章 「産業革命遺産」がなぜ世界遺産になったのか(「世界遺産」とは;世界遺産の価値とは)
第2章 「明治日本の産業革命遺産」とは(世界遺産登録までの道のり;資産の概要)
第3章 「軍艦島」と稼動資産(軍艦島と端島炭坑;「軍艦島」上陸・取材体験記;軍艦島の保存と活用;稼動資産の保存と活用)
第4章 日本の「世界遺産」の今後(世界遺産と日本遺産;まだ続く?「○○遺産」ブーム;「産業革命遺産」の課題)
著者等紹介
柳澤伊佐男[ヤナギサワイサオ]
NHK記者。1963年埼玉県生まれ。1987年NHK入局。佐賀局に配属後、福岡、東京(報道局・科学文化部)、京都、鹿児島、奈良(橿原)の各局で勤務。佐賀局時代、吉野ヶ里遺跡など、遺跡の取材に興味を抱き、文化財担当の専門記者を志す。2012年6月より解説委員に。2015年6月より長野放送局放送部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
30
シリアルノミネーション:産業革命遺産は、地理的に分散しても、産業遺産をひとまとまりとし、全体をとおしてのテーマに世界遺産の価値があるというスタイル。明・清朝皇帝陵墓群がある(73頁)。78頁他の遺産写真は試験に出そうなので、コピーしてから返却したい。日本遺産18件。2015年文化庁の事業で、ストーリーが必要。18件が初めて認定され、うち地域型8件、シリアル型10件(148頁)。但し、予算が付かなければ恒常的な制度でないので、それで立ち枯れる(153頁)。2016/02/25
退院した雨巫女。
11
《私-図書館》軍艦島にいった経験は。羨ましかった。熊本の三角西港は、天草に行く途中、横を通過したが、駐車場も増え、標識も新しくなってた。もうひとつの万田抗にも、是非行きたい。世界遺産になることは、いいことだと思う。2016/01/05
スプリント
6
某国の横槍ですったもんだした明治日本の産業革命遺産の世界遺産登録までの道のりと今後の課題が端的にまとまっています。軍艦島の保全は建物の老朽化がかなり進んでしまっているので難しい問題だと再認識できました。2015/10/12
雲をみるひと
2
明治日本の産業革命遺産の世界遺産登録にあたり、対象資産の内容と課題、世界遺産及び関連制度の解説について述べた本。深い考察はされてないが、テーマのさわりはよくわかる。特に各資産の紹介部は該当の資産を訪問する際の大きな助けになりそう。注目度の高い軍艦島については、上陸記も掲載されている。2018/08/16
qohya
0
昨年の登録内容、作戦がわかりやすい。最後の方に書いてるけど、○○遺産が、単なる観光客集めのネタでなく、国民皆が、内容をどう理解していくか、が大切でしょうね。2016/04/09