ワニブックス〈plus〉新書
共感する力―カリスマ経営者が横浜市長になってわかったこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 182p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847065392
  • NDC分類 318.237
  • Cコード C0295

内容説明

フォルクスワーゲン、BMW、ダイエー、日産自動車販売など数々の企業でカリスマ経営者として手腕をふるった林文子氏が、横浜市の市長に―。なぜ横浜市長に立候補したのか?市長に就任してまず感じた違和感とは?本書では、林氏が自らの信念である「共感力」「おもてなし精神」を市役所に吹き込み、市民に寄り添った改革に挑戦した日々を辿りながら、幼少~セールス時代、林氏がどのようにして共感力を培ったか、また共感力を得られるヒントなどについてもつまびらかにし、「共感力」「おもてなし精神」が、官民問わず成果を出す秘訣となっている理由を明らかにする。

目次

第1章 「共感する力」が市役所を変えた―私はいかにして横浜市役所に営業マインドを吹き込んだのか(“共感する力”がなければ役所の責務は果たせない;「余計なこと」ができなければ、市民に還元することができない ほか)
第2章 「おもてなしの市政」で横浜市を改革―徹底した現場主義による行政のスリム化・サービス向上(「待機児童数88%減」に成功したわけ;“子育て支援拠点”で保護者と地域をつなぐ ほか)
第3章 私の「おもてなし精神」はこうして出来上がった―幼少時の体験から経営者としての苦悩まで(“暴れん坊”だった少女時代;近所の大人たちとの交流が“おもてなし精神”をつくった ほか)
第4章 「共感する力」と「おもてなし精神」で、日本はもっとよくなる!―政治家にも、国民にも求められる意識改革(“おもてなし”に必要な3つの条件;ICTの時代にこそ、人と人との触れ合いが重要になる ほか)

著者等紹介

林文子[ハヤシフミコ]
横浜市長。1946年東京都生まれ。都立青山高等学校卒業後、東洋レーヨン(株)(現東レ)勤務などを経て77年ホンダの販売店に入社。87年BMW(株)東京事業部(現BMW東京)へ。93年新宿支店長、98年中央支店長に就任。その後ファーレン東京(株)(現フォルクスワーゲンジャパン販売)代表取締役社長、BMW東京(株)代表取締役社長、(株)ダイエー代表取締役会長兼CEO、東京日産自動車販売(株)代表取締役社長を歴任。米フォーチュン誌「世界ビジネス界で最強の女性50人」(08年)に選出されるほか、受賞も多数。09年横浜市市長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koromo

22
まず、出版社の編集担当の方(奥付けだとワニブックスの青柳有紀さん)グッジョブ!と思いました。林さんの他の著書よりとても読みやすくなっている。そのために著者と綿密なコミュニケーションを重ねたのだろうな、と。 そして読メでは登録数67と非常に少ないのがもったいない!こんなに示唆に富んでいるのに!公務員関係者、そして特に政治に興味のない人、政治なんてと諦めている人にこそ読んでほしい。「町を活気づけるのは市長でも議員でも行政でもなく、そこで生活している地域の方々なのです。」こんな上司のもとで働きたいと強く思えた。2015/08/18

壱萬参仟縁

10
役場職員が、上から目線で、「ご苦労様」って言っている時代は去った。まだ、ご苦労様って言ってる公務員よ。いい加減に、本書を読んで改めよ。そんな痛罵な一冊でもある。自治体運営においても、企業経営手法が求められる。その根幹は、市民との共感という感性のレヴェルをないがしろにしてはならないことを明らかにする。営業マインド(23頁)の大切さ。待機児童88%減少の実績(62頁~)。もてなしは、出向くこと(76頁)。ラクして経営はできないのだ。154頁には僧侶の本を読書したことが役立ったと書かれる。経営は結局、人財育成。2013/08/30

よしどん

5
横浜市長として名前ぐらいしか知らなかったが、どこかでこの本を推薦していたので読んでみた。著者の人柄がそのまま素直に出ていると感じられた。こんな人なら一度一緒に仕事をしてみたいと思った。結婚後31歳にホンダのセールスとしてキャリアをスタートしたことはこの本で知った。女性視点で男性ではできないような細やかなことに気を配り、輝かしいキャリアを築いてこられた。このような女性リーダーは本当に大歓迎で、もっと多くこのような女性リーダーが出てくると、日本ももっと良くなるのではと思う。2013/08/01

みずたまり

3
林氏の暖かく、活気のある人柄がよく伝わる一冊。トップとして、悩んだり不安になったりすることもあるかと思うが、それも隠さず、ありのまま、どのように気持ちを切り替えているのかも書かれている。フランクフルトの市長が仙台市に寄付をした際の橋渡しになった時には、なぜか目頭が熱くなった。なぜ他の被災地ではなく、仙台市を選んだのか。繋がりは困難な時こそ、重要な意味を持つ。女性ということでこれまで多大な苦労もされてきたと思う。しかし、それを逆手に取って女性としての強みを存分に発揮され、とても素敵だと思う。2015/10/20

Karen

3
トップとして、しなやかに、気丈に、肩肘張らずに振る舞う姿勢。まだまだ男社会のビジネスシーンにおいて、どう女性が活躍するかのスピリットを示していただきました!世の中は、人間と人間の関係性により創り上げいきます。その中で、少し勇気を出して、相手に歩み寄れるココロの豊かさ、持ちたいですね。2014/06/15

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