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出版社内容情報
★★★「今どきの日本語」への警告★★★
●「絆」という言葉の危険性
●「おとうさん、おかあさん」の不思議な使い方
●「~かな」を文末につけてしまう心理
●元気や勇気は「与える」ものではない
●「過剰コンプラ」で言葉は貧しくなる
発売:ワニブックス 発行:ワニ・プラス
内容説明
アナウンサー、作家として「言葉」に深く関わった著者が感じる「美しくて怖い日本語」の正体。
目次
1章 新しい言葉も、古い言葉も楽しい
2章 不快な敬語と正しい敬語
3章 「主人」と「つれあい」
4章 政治家の言葉、官僚の言葉
5章 危険な「絆」
6章 アナウンサーの言葉と生きた言葉
7章 言葉の「自主規制」で失われるもの
著者等紹介
下重暁子[シモジュウアキコ]
1959年、早稲田大学教育学部国語国文科卒業。同年NHKに入局。アナウンサーとして活躍後、1968年にフリーとなる。民放キャスターを経て、文筆活動に入る。公益財団法人JKA(旧:日本自転車振興会)会長、日本ペンクラブ副会長などを歴任。現在、日本旅行作家協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
90ac
22
かなり前に読んだ「問題な日本語」や少し前に読んだ「悩ましい国語辞典」などちょっとおかしい使い方を指摘する本をよく読んでいます。この本もそういうことで手に取りました。貧困な“食レポ”のことばや不快な敬語の話は頷けます。また、政治家の言葉についても書かれている通りだと思いました。ただ、三章で“夫婦別姓”の話が出てきたり、最後にはTV映像の“モザイク”については、この本の本題からははずれてしまているのが残念でした。2025/02/22
funuu
6
父親は陸軍将校で奈良県で終戦。奈良県は空襲はなかった。 運がいい。 88歳。 老人が現代社会にいろいろ言う感じ。 テンポよくおもしろい。 気にいらない言葉 絆、かな?、等 本屋では売れている。2024/12/14
メンチカツパンとコーヒー
1
1ページ読んでみて品のある言い回しというか綺麗な言葉で書く方だなと思って読んでみたら言葉に対してずっとブチギレる、ブチギレる。自分では目を滑らせるような言葉にも一石を投じる。刀で切るみたいにスパッと言い切るのが、読んでいてとても気持ちが良かった。他の本も読んでみようかな。2025/04/20
エツロー
1
元NHKアナで文筆家の著者が、今の世の中にはびこる違和感のある言葉を提示し、日本人の国民性を憂いている。官僚語について、後から言質を取られない言葉、書き手や組織が責任を追及されない言葉、受け手次第でどうとでも解釈可能な言葉だと批判しているほか、過剰な「させていただく」や「やさしい」、神経質過ぎるメディアの言い換えや自主規制、東日本大震災以降に広がった「絆」などについて疑問を呈し、これらは責任回避、横並び主義、孤独への恐怖の現れだと述べている。主体性を持ち、「自分はこう思う」と言える自分でありたいと思った。2025/03/16
ちえぞう
1
日本語を誤用したり、感情なく噛んだりするくらいならAIがニュースを読んだ方が良い、ごもっとも!わりとエッセイ的な感じで新しい発見が殆どなかったのが残念。2025/03/01