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出版社内容情報
自衛官の定年は一般企業、他の公務員よりも早い。
年間6000人の退職者の大部分が55歳前後。
超エリートたちだけは大企業顧問、研究機関の長、大学、メディアなどで活躍できるが
そのほかの自衛官は「幹部」(3尉以上)といえども、厳しい現実と向き合わなくてはならない。
自ら起業したり、資格を活かすなどして充実したセカンドキャリアを歩む者も多いが、慣れない営業に苦労し、民間との意識の違いに戸惑い、やりがいを見いだせない仕事に気持ちが沈み、これまでの経験がまったく活用できずに悩みつづけるケースも非常に多い。
防大出身の著者ならでの視点でら彼らの「セカンドキャリア」を追う。
【内容の一部】
大企業顧問で「仕事なし」の元陸将
営業で結果を出せず打ちのめされた元海将補
地方自治体の防災意識の低さに愕然とした元1佐
「自衛隊は街の便利屋じゃない!」と嘆く元1佐
航空機部品の価格をはじめて知った元2佐
損保会社で事故の示談交渉に奮闘
いきなり下っ端の二等航海士からスタートの元2佐
まったくつぶしがきかない元戦闘機パイロット
夜勤守衛、工事車両誘導、ビルの清掃などに奮闘
やりがいを探し続けて繰り返す転職
定年とともに燃え尽き、鬱病を発症
ほか
内容説明
定年年齢、年金受給開始年齢が年々引き上げられつつあるが、ほとんどの自衛官は50代なかばで定年を迎え、民間でセカンドキャリアの道を歩むこととなる。テレビや新聞で軍事問題などについて語っている「元自衛官」は、年間数千人の定年自衛官のうちほんの数人の超エリートだ。では、大多数の元自衛官たちはどうしているのか。30年近く国防の担い手として働いた彼らの第二の人生は、けっして明るいばかりのものではない。その明暗をつぶさにレポートする。
目次
序章 自衛官の定年事情
第1章 エリート将官たちの定年後
第2章 「防災」の仕事に就いた元自衛官たち
第3章 「元自衛官」に向く仕事とは
第4章 再就職への道に立ちはだかる壁
第5章 自衛隊経験を新天地で生かす
第6章 再就職より起業・フリーランスを選ぶ挑戦者たち
著者等紹介
松田小牧[マツダコマキ]
1987年大阪府生まれ。2007年防衛大学校に入校。人間文化学科で心理学を専攻。陸上自衛隊幹部候補生学校を中途退校し、2012年、株式会社時事通信社に入社、社会部、神戸総局を経て政治部に配属。2018年、第一子出産を機に退職。その後はITベンチャーの人事を経て、現在はフリーランスとして執筆活動などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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