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内容説明
特定のこと、たとえば趣味以外はすべて「めんどくさい・かったるい」若者たちを著者は「めんどくさい・かったるい症候群」と名づけた。学校へ行くのも、ごく簡単な仕事も、友達づきあいも、恋愛も、食事すらも…。そして、その最大の特徴は、そんな自分のメンタリティになんら危機感を抱いていないことである。やがては「現代型うつ病」へとつながるこの症候群はなぜ生まれたのか、そしてどうすれば脱出できるのか。
目次
序章 「めんどくさい」「かったるい」若者たちの言い訳
第1章 「めんどくさい・かったるい症候群」とは?
第2章 子どもの社会性を育てられない家庭の姿
第3章 「自己実現」の約束が果たせない学校教育
第4章 「活公活私」の社会を目指して
第5章 「めんどくさい・かったるい症候群」から脱するために
著者等紹介
牟田武生[ムタタケオ]
1947年生まれ。特定非営利活動法人教育研究所所長。問題行動研究会代表幹事。40年間にわたり、不登校・ひきこもりの臨床研究、相談、サポートなどを続けている。厚生労働省の委嘱を受け、2006年から「若者自立塾」を富山県黒部市宇奈月温泉で主宰。事業仕分けにより2010年3月に廃止されたのちも、「宇奈月自立塾」の主宰者として若者の自立支援を継続している。文部科学省における生徒指導に関連する調査研究・評価などの委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
8
【4】4【評価】◯今は会社のためになんて時代ではない。でもだからといって楽でない。それがむなしい。2016/01/20
マーブル
7
現代型うつ病予備軍の症状、その原因、対処法等が述べられているが、これまで読んだ本と違い社会的な面からの考察を行っている。心理学者達の著作はどうしても、その個人の病理についてが中心となり、それはそれで必要な情報だったのだが、では何故こうも新しいタイプのうつが増加しているのか、その原因は何なのか、沸いた疑問に物足りなさを抱いていた。 それは「社会性の欠如」。 社会的責任からの逃避。コミュニケーション能力の低下。思春期·青年期の長期化。 つまり、面倒な事はしたくない。やれない。やらなくてもなんとかなる。2017/12/25
seura
2
読みにくくて、けっこう読み飛ばした/引きこもりは自然に治癒するものではない。/自立できるまでは型にはまったことをやる(たい焼き)。/社会の一員だとおもえると、他罰的なのがおさまる。/集団に加わることが大事/富山の宇奈月で施設やってるひと。/自分もけっこう社会に出れるかどうか危うかったので、言ってることが良くわかる。ゆるいバイト先や会社にたまたま所属できたから助かったけど。一寸先はニートだった。2016/10/09
eco
2
一見、今まさに渦中の人が対象に思われるが実は、それを支える立場にある人、子育てをこれから行う人、社会で若者を指導する立場にある人などが対象であることがわかった。子育てに関しては、現代は便利すぎて快、不快のふれ幅が小さいことを懸念として挙げているのが新鮮だった。便利であればいいというものではないことがよくわかった。あと、とかく男女平等が叫ばれていてそれを尊重するべきなのは確かだが、子供の側から見ると男女は同質ではない、という指摘。子供目線で考えた意見は目から鱗だった。2015/12/04
Kae
2
タイトル買い。割と自分にも当てはまることはあるけれだ、だからどうせよというのがあまり書かれてない。割と予防(幼児期)に重点おいてるけど、いまそうなっちゃってる人へどうするかは内容薄い気がする2012/04/15
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