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出版社内容情報
耳かき店で源氏名「まりな」として指名NO1だった江尻美保さんと祖母が、顧客であった林貢二に自宅で惨殺された事件は、裁判員裁判で裁かれ無期懲役で結審した。江尻さんが残した事件までの1年半のブログと裁判記録から、なぜ犯人がストーカーと化したのか、事件は防げなかったのか、この判決と裁判は事件の核心をついたものなのか、その深層と真相の解明にミステリー作家・吉村達也が挑む。
内容説明
2010年11月1日、東京地裁で「耳かき小町殺人事件」の判決が読み上げられた。判決は無期懲役。秋葉原の耳かき店に勤める被害者が、ストーカーと化した上得意だった加害者に、何の関係もない祖母とともに殺害された痛ましい事件である。この異様な事件はなぜ起きたのか?未然に防げる手立てはなかったのか?そして、裁判員裁判で下された無期懲役という判決は妥当なものだったのか?ミステリー作家が事件の深層と裁判の問題点を明らかにする。
目次
序章 裁判員は究極の選択を迫られた
第1章 無邪気な標的―「まりな」と「吉川」運命の出会い
第2章 裏切りの誕生日―まさかの拒絶、動転、そして修復
第3章 要求のエスカレート―乗っ取られた青春の日々
第4章 扉は閉じられた―臨界点に到達した双方の怒り
第5章 絶望と恐怖の果てに―かりそめの姿を捨てられず
第6章 破壊された人形―彼は「誰」を殺したのか
終章 運命の分岐点―間違いに気づいたら戻るべき場所
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年、東京都出身。一橋大学を卒業後、ニッポン放送に入社し制作部ディレクターとして「オールナイトニッポン」などを担当。扶桑社に出向後は書籍編集部編集長として数々のヒット作を手がける。86年に『Kの悲劇』で作家デビュー、90年から専業作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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