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内容説明
破天荒な父とお上品な母。別れた父と母の間でゆれる少年の心をとらえたのは音頭だった。キヨシ少年のヒーローは仮面ライダー、サンダーバード。そして映画『悪名』八尾の朝吉とモートルの貞。1970年代の河内で生まれて河内で育った少年の笑いと涙と感動の物語。
著者等紹介
河内家菊水丸[カワチヤキクスイマル]
新聞詠み河内音頭家元。岸本起由(きしもと・きよし)。1963年大阪府八尾市生まれ。1972年、父の河内家菊水に入門。1980年、吉本興業に所属。「ロック河内音頭」「レゲエ河内音頭」など独自にアレンジした河内音頭を次々と発表している。毎年、数多くの盆踊り会場を訪れ、2007年8月22日、九千櫓を達成した。現在、毎週月曜日から金曜日(朝10:30~12:30)、MBSラジオ「さてはトコトン菊水丸」にレギュラー出演中。2008年より、大阪芸術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小倉あずき
2
キヨシ少年が河内家菊水丸になるまで。菊水丸さんはなんと17歳で吉本の舞台でプロデビューしている。 勉強はできないが周囲の大人に愛される人柄だったようで、小学生の頃から音頭取りの謝礼で喫茶店で友達に食事を奢ったりするなんて商売人のようなことをしている。サラリーマン家庭にはない大らかな空気や情の濃い人間関係に河内という土地柄や昭和を感じた。2025/07/03
kera1019
0
片男波部屋親方の推薦状、映画「悪名」の「モートルの貞」のモデルとなった久乃家勝美師匠の父親の話など面白かったけど、これ子供の頃の話からなんば花月の支配人に見出され生駒一師匠に後押しされて17歳で音頭取りとしてレコード、舞台のデビューまでの話も含め菊水丸さんの自慢臭がする…2012/07/13
Koichan
0
昭和の時代に八尾という濃い街で繰り広げられるエピソードにしょっぱくて甘酸っぱい気持ちにさせられる。 持ち帰りのお寿司を道路にぶちまけてしまい、家族で洗って食べた話。片男波部屋の大阪場所打ち上げでひょんなことから「悲運名横綱玉の海」を披露する話。久乃家勝美師匠が「楽しぃ行け」と背中を押してくれる話。 河内音頭好きの少年が音頭取りの青年になるまでの青春ストーリー。キヨシ少年の可能性を大事に育てて引き出してくれた周りの大人たちが素晴らしい。そういう社会でありたいね。 2018/04/05
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