出版社内容情報
五尺八寸の背丈、肩に盛り上がった筋肉、顎鬚、彫の深い顔。印半纏が似合う陣内権蔵は富士山麓・上吉田村に代々続く強力の五代目だ。十五貫の荷を背負って富士山の急斜面を登りまた下る。今日も毎年七月一日の山開きを待ちかねるように押しかける江戸の呉服商や大店の富士講を先導し、山伏や修験者を叱咤しながら、権蔵は山に向かっていた。
江戸時代、富士山の案内人「強力(ごうりき)」をめぐる物語。
【目次】
第一部 強力と大沢崩れ
第二部 御師宿と甲斐絹
第三部 富士講と富士山爆発
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