カウンターと暴力の病理―反差別、人権、そして大学院生リンチ事件

鹿砦社特別取材班【編著】

鹿砦社（2017/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 195p／高さ 21cm
• 商品コード 9784846312107
• NDC分類 309.021
• Cコード C0030

内容説明

「反差別」を謳い「人権」を守るとうそぶく「カウンター」による大学院生リンチ事件の“真実”と“裏側”を抉る！１時間に及ぶ、おぞましいリンチの音声データが遂に明らかにされる！これでも「リンチはない」と強弁するのか！？リンチ事件、およびこの隠蔽に関わった者たちよ！潔く自らの非を認め真摯に反省せよ！この事件は、人間としてのありようを問う重大事なのだから―。渾身の取材で世に問う！

目次

はじめに―「反差別」「人権」という美辞麗句を軽々に使う前に、良心を持った一人の人間であれ！人間として、この大学院生リンチ事件にショックを受けないのか！？
私はなぜ「反差別」を謳う「カウンター」による「大学院生Ｍ君リンチ事件」の真相究明に関わり、被害者Ｍ君を支援するのか
しばき隊リンチ事件の告発者！Ｍ君裁判の傍聴人にしてその仕掛け人！！在特会＆しばき隊ウォッチャーの手記
カウンター運動内で発生した「Ｍ君リンチ事件」の経過　続々と明らかになる衝撃の証拠！リンチの事実は歴然！
「Ｍ君リンチ事件」を引き起こした社会背景―精神科医・野田正彰さんに聞く
前田朗論文が提起した根源的な問題―「のりこえねっと」共同代表からの真っ当な指摘
リンチ事件に日和見主義的態度をとる鈴木邦男氏と義絶
われわれを裏切った“浪花の歌うユダ”趙博に気をつけろ！
「Ｍ君リンチ事件」加害者・李信恵被告による「鹿砦社はクソ」発言を糾すが、誠意ある回答なく、やむなく提訴いたしました！
「Ｍ君リンチ事件」裁判の経過報告
鹿砦社元社員の蠢動と犯罪性
大阪司法記者クラブ（と加盟社）、およびマスコミ人に告ぐ！　報道人である前に人間であれ！―Ｍ君と鹿砦社の記者会見が五度も“排除”された！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ntahima]

これほど不愉快な読書は初めてだ。被害者が許せないのは当然加害者達であろうし、法で裁けるのも彼らだけだ。これについては司法の判断に委ねるしかない。私は日本スゲー！とは思わないが日本社会の底が抜けているとも思っていなかった。しかし皮肉にも彼らのお陰で少し考えが変わった。己のイデオロギーや運動への有利/不利をもって個の尊厳を弄ぶ一群。歴史修正主義を批判してきた筈の人々の犯した隠蔽劇という大矛盾。日頃のフットワークを忘れダンマリを決め込む者。これが彼らの正義だとすると“日本社会の底は抜けつつある”のかも知れない。

2017/12/12

[新空调硬座普快卧]

3.11以後、これまでの社会運動の営為から自らを切断した粗雑な「社会運動」が猖獗したが、その主流をなす人物らの根本的精神性は、社会悪や政権の行為を自分たちから一切切り離し、自分らとは無縁なものとみなすピュアな無謬性幻想だと思う（悪意というよりも無知）。ザイトクは異質なものだから潰す。彼らは、ザイトク的なものが、日本社会の構成員一人ひとりに潜んでいると自己解剖することはない。そのまさか、ザイトクを上回る暴力性が自らに内在していたために足をすくわれたのが本件である。

2018/01/27

[Kazuo]

回りくどい記述に辟易した。暴力は傷害を引き起こすので犯罪である。刑法　第二百四条　人の身体を傷害した者は、十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。第二百六条　前二条の犯罪が行われるに当たり、現場において勢いを助けた者は、自ら人を傷害しなくても、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。以上。http://kunyon.com/shucho/120514.html#p12

2017/12/21