内容説明
ヘイト・スピーチを止めろ!「ヘイト・スピーチ」が新語・流行語トップテンに選ばれた2013年、京都朝鮮学校へのヘイト・スピーチに違法性を認める判決が最高裁で確定した2014年、国会でヘイト・スピーチへの法規制が議論されるまでになった2015年に渡り、その社会的影響の原動力となった、全国の路上でヘイト・スピーチと闘う人々を追う秋山理央によるドキュメンタリー写真集!
著者等紹介
秋山理央[アキヤマリオ]
1984年、神奈川県生まれ。映像ディレクター/フォトジャーナリスト。ウェブCM制作会社で働く傍ら、年間100回以上全国各地のデモや抗議を撮影している
朴順梨[パクスニ]
1972年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。雑誌編集者を経てフリーライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椎奈
11
【先輩の蔵書】講義にて。わたしは実際にヘイトスピーチを行っている場面に遭遇したことないし、何故そういうことを主張しているのかを説明されても理解できない運動がわたしにとってのヘイトスピーチ。だから「現地の鬼」と評される彼が各地で実際に見て撮った写真をみると熱くなる。今もなお続くがヘイトスピーチが流行ったのも数年前。この本の最後では2015年10月の写真もあった。沖縄の問題と同じく、これが今現在起きていることに驚くと同時に何も知らない自分が恥ずかしくなる。2015/12/14
MioCastello
2
2020年のミネアポリス発の騒動にかこつけて破壊活動や略奪を行いトランプからテロ組織に認定すると言われた輩たち。それが『ANTIFA』だ。差別は勿論言語道断悪いこと。しかし差別反対というポリコレ的免罪符を手にしたからといえその抗議で何をしても許される訳ではない。本書は2013年~2015年に日本で行われたヘイトデモに対峙するカウンターデモを記録した写真集だがその名も『ANTIFA』。写真を見れば当時から筋金入りの活動家や一目で堅気でない事が分かる模様が体に入った方々が相当数紛れ込んでいる事が見て取れる。2020/06/10
チェアー
2
見ていて涙ぐんでしまった。自分の頭で考えて行動する。憎しみの連鎖を断ち切る。その大切さと難しさを思う。2016/01/06
readtuktuk
2
自分が足を運んだ現場の写真を見るとやはり胸が熱くなるし、でもそれ以上に、大阪や京都、札幌などの地でそれぞれ声をあげてる人たちの姿を見ると(そしてそれを撮りに行く秋山理央に)もっと心動かされる。差別などなくなりますように。2015/11/23
お魚くわえたザサエさん
1
ヘイトデモに立ち向かう人々の思いが伝わってくる。カラーの写真は、ヘイトスピーチ問題についての本を読むのとは違った迫力がある。2016/01/09
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